BMWのディーゼルモデルのオイル交換サイクルは1年又は15,000kmが目安

BMW

BMWの維持費って高いと考えている方も多いかと思います。オイル交換一つとっても、数万円と言うネットでの書き込みも見受けられます。

ですが、BMWのオイルはロングライフオイルを使用しているので、一概に高いとは言えないのではないでしょうか。

実際、どうなのか書いてみたいと思います。

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オイル交換後のサービスインターバルは15000kmになっている

前回2回目の1年点検を2018年12月に行った際、オイル交換を行いました。そのディーラーからの帰りに、エンジンを始動した際、表示されたサービスインターバルの表示は15000kmとなっていました。そして、次回交換時期は2019年12月。

ネットで以前、オイルの交換サイクルを調べた時は25,000kmが交換サイクルとの記述を見た記憶が有ったので、あれっ、と思いながら帰路につきました。

それから、月日が少し流れ、ディーゼルのリコール対応に再度ディーラーを訪れた際、ついでにオイルの交換サイクルについて聞いてみたところ、

以前は確かに25,000km毎の交換を推奨していたようです。ですが、これは、大陸間を車で移動する、ドイツ本国の基準を日本に持ち込んだ数値だった様で、日本の環境や、チョイ乗りの多い日本のユーザーには過酷な距離だったようです。最近では1年15,000km毎の交換を推奨しているとの回答を頂きました。

15,000kmに設定しているが、BMWではオイルをセンサーで監視しているので、単距離走行などの過酷な条件での走行を繰り返すと、このインジケーターに関係なく15,000kmより早く、交換を促す様になるとの事でした。

僕の車も、オイル交換から半年で残り7,000kmの表示になっています。丁度1年15,000kmくらい走行するので、サイクル的にはぴったりなのかなと思います。

※2年乗り、2回オイル交換を行いましたが、そのどちらも10000km走行時、残りのインジケーターの数値は2000kmとなっていました。走行条件にもよりますが、恐らく15000km持たない方が多いのではないかと思います。なので個人的には、オイル交換の目安は10000km~15000km程度ではないかと経験上思います。

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新車から3年以内はオイル交換は無料

気になるオイル交換の費用ですが、2016年10月以降のBMWの車は、全車種「サービス・インクルースブ」が標準装備となり、初回車検までの3年間はエンジン・オイル/フィルター、マイクロ・フィルター、ブレーキ液、スパーク・プラグ、ワイパー・ラバー、エア・クリーナー・エレメントの交換、および 1 年目、2 年目の法定 1 年点検 2 回を無料で実施出来ます。

これは新車に限らず、中古車で購入した車両にも適用されます。

実際、僕は正規ディーラーで1年落ちの走行5000km程度の中古車を購入しましたが、まだ消耗品に費用が発生したことはありません。

保証も3年間付いていますし、初回の車検までは燃料代と税金以外、メンテナンス費用は発生しません。

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初回車検時以降ののオイル交換費用は

これについてはまだ、実際支払いをしたことがないので、正確なことは言えませんが、ディーラーの営業担当の方は、1シリーズであれば、おおかた15,000~20000円程度だとおっしゃっていました。この辺については、また、オイル交換を行った際に詳しく書きたいと思います。

仮に15,000円だとしても15,000km毎の交換なので、国産車の様に5000km毎に交換をすることを考えると、費用的にも高いとは思いませんし、オイル交換頻度が少なく、環境にも優しいので、いいことだと思います。

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オイル交換直後は一時的に燃費が悪化する

僕の場合、オイル交換後、燃費が2~3km/L程度悪化しました。オイル交換直後から同じ時間に同じ通勤路を通っているのにです。これはもしかするとBMWのディーゼル車特有の現象かもしれませんが、オイル交換=燃費が少し改善すると思っていたので、驚きました。

なぜディーゼル車特有の現象と思ったかと言うと、BMWのディーゼル車にはDPFが装備されていますが、このDPFの役目はエンジンから発生する「スス」をからめとる事です。

ですが、単距離走行やアイドリング状態を繰り返していると、ススを焼き切るために「リッチ燃焼モード」となり、普段吸気行程でしか噴射されない軽油を、排気行程でも噴射し、DPFに溜まったススを焼き切ろうとします。この排気行程で噴射された軽油の一部がシリンダーを伝ってオイルパンに垂れエンジンオイルと混ざってしまう事があります。

事実、BMWのディーゼル車はオイル交換の際、抜き取る量が、注油量より多くなることがあることと、ディーラーの整備の方も言っていました。

BMWも、軽油と混ざることを想定して、軽油で薄められても潤滑性等が落ちないように、ディーゼルオイルの開発を行っているのではないかと、勝手に想像しています。

ちなみに燃費の悪化は、オイル交換後、3000~4000km走行し、元の燃費に戻りました。

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最後に

いくらBMWがロングライフオイルを使用しているとはいえ、日本の過酷な条件では、

1年 10,000~15,000km

がBMWの通常のモデルのオイル交換のサイクルの目安になるようです。あくまでも目安なので、あなたの使用環境によっても変わって来ることを頭に入れておいていただければと思います。

又、ディーゼルモデルでは、オイル交換後、燃費が悪化することがあるかもしれませんが、異常ではありませんのでご安心ください。

一部のハイパフォーマンスモデルの交換サイクルは、恐らくこの限りではないと思いますが、僕のような一般人には知る必要もないことなので割愛させて頂きます。

適切なメンテナンスを行い、長くこの118dに乗っていたいものです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
下にも関連記事がありますので、ご一読下さい。

コメント

  1. Takuya.M より:

    はじめまして。

    CBSについてお聞きしたくコメントさせていただきました。
    2018年式のF20、認定中古車を正規ディーラーにて購入したのですが、納車直後に車両ステータスにてエンジンオイル交換時期を確認した際は、残り10000kmと表示されておりました。
    その後2000km程走行したのですが、交換時期が残り10000kmから減りません。
    また、ブレーキパッド交換時期も130000kmと故障を疑うレベルの表示です。

    CBSの距離表示は、精密な数字で表されるわけではなく、いきなり減るような感じなのでしょうか?

    BMWの担当に聞けば済む話かもしれませんが、たまたま貴方様のサイトを拝見させて頂いたので質問させていただきました。

    • ponsuke より:

      Takuya.M様
      コメントありがとうございます。
      CBSの件についてですが、最近はオイル交換については10000Kmに設定
      されているディーラーもある様ですね。ちなみにオイル交換のCBS表示は1000km単位で
      減っていきます。もしかすると、Takuya.M様は信号の少ない郊外路、もしくは高速道路を
      走行することが多くないでしょうか?BMWのCBSは単純に走行距離だけでなく、オイルの状態を
      センサリングし、残りの距離を表示していると、以前、ディーラーの方に伺いました。
      もし、3000km、4000km走行しても残りの距離が減らない様であれば、ディーラーに
      相談する必要もあるかとは思いますが、貴殿の走行条件が、ストップ&ゴーの少ない
      条件であれば、様子見で良いのではないかと思います。

      ブレーキパッドについてもオイルと同様にセンサリングしていると聞きました。
      下のURLはブレーキパッドの寿命について書いたものです。
      https://run-through-bmw.com/brake-pad-lifespan/
      この辺の寿命は走行条件でかなり変わって来る部分だと思います。
      (すいません納車時のブレーキパッドのCBSの表示については確認していません)

      もし貴殿の走行した2000kmのうち、多くが渋滞路だった等であれば、
      ディーラーに相談すべきだと思いますが、そうでなければ、まだ様子見で良いのでは
      ないかと、個人的には思います。長距離移動の多い、ドイツ本国ではオイルは、
      2~30000kmでの交換を推奨しているようですし、僕が言うのもどうかとは思いますが、
      ネットの情報を鵜呑みにせず、貴殿の走行条件で考えた方が良いかと思います。
      又何か変化があれば教えて頂ければ幸いです。

  2. りょうしん より:

    ponsukeさん
    こんばんは。

    オイル交換したので報告します。
    ちょうど1年前に中古車を購入し、1万キロ走りました。
    BMWエンジンオイルはロングライプと言われ、1万5千キロ位交換しなくても良いと言う認識でした。

    しかし、先日オイルレベルゲージで油量をチェックした時に
    すごく汚れているので、気になりました。
    オイルの汚れのイメージが頭から離れず、交換した次第です。

    交換した結果、すごく静かになりました。大満足です。
    運転して車内で静かになったように感じました。
    ちょうど静粛性の高いタイヤに交換したような感覚です。
    過去に3種類の車で、何度もエンジンオイル交換してきましたが、一番違いを感じました。
    エンジン音が静かになっているのか停止して車外に出て聞いてみました。
    しかしディーゼル特有の音は、それほど静かになっているように感じませんでした。
    なぜ車外で聞くエンジン音は小さくなっていないのに、運転中に車内で静粛性が高まったと感じたのか。
    個人的な意見ですが、少々お付き合いください。
    先ほど静かになったと言いましたが、エンジンがスムーズになったようにも感じました。
    潤滑が良くなったことによりスムーズに動くようになり、粘度が復活したことにより、防振の効果があるのではないでしょうか。
    伝わる振動が少ないので、静かになったと感じたのかもしれません。

    以前にサスペンションのショックアブソーバーを交換した時に、
    路面から伝わる振動が吸収されていることをハンドルを通して手に感じました。その感じが乗り心地が良く思えたのと似ています。直接的に感じなくても人間の脳がそう判断しているのだと思います。

    オイル交換による静粛性の要因を考えてみますと、
    1)劣化したオイルを新品に交換した経年変化の差
    2)オイルのグレードによるもの
    3)オイルのブランド、銘柄によるもの

    多分1)の要因が一番だと思います。
    中古で購入したときに、納車整備の中にオイル交換が含まれていました。しかし、小さな修理工場では、輸入車用のエンジンオイルを常備していると考え難く、適正なオイルではなかったと言うのが2)の考えです。
    3)はモービル、カストロールなど銘柄による違い、銘柄の差は、私にはわからないと思います。

    今回交換したオイル銘柄は「elf EVOLUTION FULL-TECH LLX」 5W-30です。
    インターネットで購入し、イエローハットで交換してもらいました。

    • ponsuke より:

      りょうしん様
      いつもコメントありがとうございます。
      オイル交換されたんですね。ディーゼルのエンジンオイルは本当に真っ黒になるので、最初は私も抜いたオイルの黒さ具合に驚きました。私はずっと純正オイルで交換しているのですが、やはり交換後は静かになった印象を持っています。りょうしん様と同じように、アクセル開度に対して、加速がスムーズになったような印象を持ちました。ただ、燃費については、オイル交換直後はなぜか毎回悪化していました。これは恐らくですが、DPF付きのBMWのディーゼル車は、DPF再生を行う際、燃料の軽油をフィルターへ吹付燃焼させ煤を焼き切るのですが、この際完全燃焼せずに残った軽油はオイルパンへ流れ、オイルと混ざる事になります。この為、オイルは徐々に粘度が下がり、燃費が良くなったところで、オイル交換を行うと、燃費が悪化した様に感じるのかもしれないと個人的には思っています。この辺も経年による変化を感じやすい原因かもしれませんね。今後とも、宜しくお願いします。