3年間の点検結果から見る、BMW1シリーズのブレーキパッド寿命

BMW

約1年落ちのBMW1シリーズを中古で購入し早2年少々。この間、1年点検、2年点検、初回3年目の車検と、年毎の点検を受けました。都度ブレーキパッドの、残り厚さも確認して頂いているのですが、まだまだ交換の必要はなさそうです。

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3年、約30,000km走行までの各点検でのブレーキパッド残り厚さ

上でも書いたように、今まで各年の点検でブレーキパッドの厚みも点検され、サービスブックに残り厚みが記載されています。その書類を探していると、新車点検時の物も出てきました。

新車時のブレーキパッド厚さ

画像の様に新車時のブレーキパッドの厚みはフロントが14mm、リアが13mmとなっています。結構な厚みがあるんだなと感じました。その下の方に、パッドの残り厚さ、ディスクは3.7mmとなっていますが、恐らく交換限度の残り厚さだと思います。

次に、1年点検時のブレーキパッドの残り厚さになります。

1年点検時のブレーキパッドの残り厚さ

1年点検時のODOメーターは約7000kmでした。この7000kmは、ほとんど乗ったのは僕ではなく、前オーナーのバルコムさんが社用車として使用した際に消耗したものになります。見てみると、前後共に1mm消耗していることが分かります。この時点で寿命を推測すると60000km~70000kmが寿命の様に感じます。

次に2年点検時の残り厚さ。

2年点検時の残り厚さ

2年点検時のODOメーターは約18000kmでした。1年点検からの走行処理は約11000km。この間でフロントは2.5mm、リアは3.5mmも消耗しました。1年点検時が7000kmの走行で1mmしか消耗していないことを考えると、この2年点検時の消耗量はかなり多いですね。もしかすると、僕が車を購入したばかりで、不慣れなため、頻繁にブレーキを踏んでいたのかもしれませんし、運転が楽しくてついついアクセルを踏み込んで、ブレーキを掛ける、なんてことを繰り返していたのかもしれません。恐らく後者の方の可能性が高いですね。

続いて、3年目の初回車検時のブレーキパッドの残り厚さ。

3年初回車検時の残り厚さ

初回車検の新車から3年時のODOメーターは約30000kmでした。2年点検時からは、約12000km走行して、フロントが0.5mm消耗、リアも0.5mm消耗と言う結果でした。2年点検時に比べると、ずいぶん消耗量が少なくなっています。

何でこんなに消耗量が減ったのか、考えてみたのですが、BMWの運転にも慣れてきた事が大きいと思います。と言うのも、118dって結構ローギアのエンジンブレーキが良く効くんですよね。このエンジンブレーキの利き方に慣れてくると、車間距離を適切にとって、先の信号を注視していれば、大体この速度なら、この辺からアクセルを離すと、ブレーキは最後の完全停止時だけでいいなって言うのが分かって来るんですよね。個人的には、この感覚が分かりだしたのがかなり効いていると思います。

ちなみに、画像の下の方に、タイヤの残り溝も書かれています。点検が進むにつれて、順調にタイヤが減っているのが分かります。この辺も参考に見て頂ければと思います。

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ブレーキパッドの寿命は6~80000km!?

今までの走行距離とブレーキパッドの消耗量をまとめると、走行距離約30000kmで、パッドの消耗量はフロントが4mmリアが5mmとなっています。

ブレーキパッドの寿命が、パッドの残り厚さが4mmとなった時と仮定すると、フロントはあと45000km、リアは30000kmで寿命となる計算になります。

新車の状態から考えると、フロントの寿命は約75000kmが寿命、リアは約60000kmが寿命となる計算になります。僕の走行パターンでの話なので、あくまでも参考程度に考えて頂ければと思います。またこの結果から意外だったのは、リアの方が消耗が多いと言う事。でも正直そうだろうなとも思ってしまいました。

と言うのも、1シリーズに乗っていて、ブレーキを掛けた際、前につんのめる感じが非常に少ないんですよね。恐らく前後のブレーキのバランスによるものだと思うのですが、結構リアのブレーキが強めなのかもしれませんね。

ちなみに、車両情報のブレーキパットの交換までの走行距離は、下の画像の様に、フロントが30000km、リアが27000kmとなっていました。

フロントブレーキパッドの交換までの走行距離
リアのブレーキパッドの交換までの走行距離

やはり、リアの方が寿命が短いようですね。

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ブレーキパッドの種類によっても寿命はかなり違う

実は純正のブレーキパッドにも種類があり、ヨーロッパ仕様のものとアメリカ仕様のものが有ります。この仕様によって寿命も大きく違いますし、ブレーキダストの出方も全く違います。

BMWでは日本では今までヨーロッパ仕様のブレーキパッドが採用されていましたが、2015年あたりからUS仕様のブレーキパッドに切り替わっています。僕の1シリーズも2016年5月生産の車両だったので、US仕様のブレーキパッドでした。

見分け方は簡単で、パッドのUSの文字が入っています。

USの文字が入ったブレーキパッド

ブレーキの効きは恐らくヨーロッパ仕様の物の方がいいのでしょうけど、US仕様の効きが悪いわけではないので、僕は、寿命とダストの少なさでUS仕様のパッドの方がいいなと思ってしまっています。

参考までに、ヨーロッパ仕様のブレーキパッドの付いている、友人の2シリーズグランツアラーは3年目の初回車検時に走行距離約30000kmでパッドを前後とも交換が必要だった様です。

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最後に

車の制動時に使用されるブレーキパッドはかなり重要な部品です。ディーラー整備であれば、あまり気にする必要はないかもしれませんが、やはり命を預ける部分になるので、個人的には、ブレーキパッドの残り厚さは気になってしまいます。

BMW1シリーズにお乗りの方の参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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