少数かもしれませんが、コンパクトな後輪駆動車にこだわって初代、または2代目の1シリーズに乗られているユーザーの方もいると思います。ところが新型の1シリーズがFF化された事により、車を買い替えようと思っても、中々コンパクトな後輪駆動車って少ないんですよね。
とはいえ、全くないわけではありません。コンパクトで後輪駆動の運転が楽しくなるような車は他にもあるんです。
個人的には大本命!ルノー トゥインゴ
かわいい外観と、パリを押し出したおしゃれな車で、女性向きなイメージもあるかも知れませんが、このトウィンゴ、実は車好きの最高のおもちゃになる可能性を秘めています。と言うのも、駆動方式はリアエンジン、リアドライブのRRとなっています。
RRと言えば一番に思いつくのがポルシェになります。さすがにポルシェには手が届かないんですが、このトウィンゴであれば、新車価格も乗り出し価格で200万円強程度で狙え、RRモデルの車に手が届いちゃいます。
実はこのトウィンゴ、スマートのフォーフォーと兄弟車で、共通部分がかなりあります。とはいえ、開発に関してはルノーの案にメルセデスが賛同する形で行われています。
さらに、キャンバストップの設定されているグレードが有ったり、内装も決して高級感はありませんが、シンプルなうえに、ポップでおしゃれな印象を受けます。
又、2018年の2月からはそれまで限定車だったGTもカタログモデルとなり、5MTの設定されたモデルも購入可能となっています。
最小旋回半径も4.3mと軽自動車並みです。使い勝手もかなりいい車だと思います。
全く関係ない話ですが、F1レーサーの佐藤琢磨さんはホンダビートを愛車にしていた時代があった様ですが、その中で、正直ビートは早い車ではない。早いか遅いかはたいした問題ではない。乗っていて楽しいか、楽しくないかが重要でしょう。的なコメントを残されていました。又、エンジンを使い切る楽しみもある車だともおっしゃられていたように記憶しています。
このトウィンゴもまさにそんな車だと思います。
コンパクトで、RRで、MTの設定のある車は他にはない車だと思います。
かっこいいアバルト124スパイダー
このアバルト124スパイダー、フィアット、アバルトの正規ディーラーが近くにある地域に住んでいますが、めったに見かける事が有りません。プラスに考えると、人と被らない車になります。しかも何だかかっこいい。
1シリーズと違って2シーターなので、普段1人または2人までしか人を乗せない方に限りますが、オープンカーでコンパクトで後輪駆動の車。しかもMTの設定まである数少ない車だと思います。しかも車両本体価格は400万円強で購入可能な価格設定になっています。
と言うのもこの車ベースはマツダのND型ロードスターをベースにアバルトがチューニングし、販売しており、製造は広島のマツダの工場で行われているので、型式認定では国産車として扱われます。
以前、マツダの混流生産の講習会に参加したのですが、製造ラインナップの中にも124スパイダーの記載がありました。
ロードスターがベースとなっているので、ホイールベースやトレッドなどもロードスターと同数値となっていますし、内装に関してはハンドルに装着されているサソリマーク、レザーシートを採用している以外はほぼ同様となっています。外観に関しては、全長はロードスターに比べ150mm程度長くなり、エンジンもフィアットの1.4ℓの物が搭載されていたりと、全く別の車になっています。
正直外観に関しては、予備知識がなければ、これがマツダのロードスターをベースにしている車だと気づく人はいないんではないかと思います。ロードスターも、もちろんかっこいいんですが、個人的には圧倒的に124スパイダーがかっこいいと思います。
コンパクトでオープンカーでFRでMT設定もある、はまる人にはドンピシャリの車だと思います。
F20最終モデルの1シリーズを中古で購入と言う選択肢
今ならまだ、低走行の最後のFRモデルの1シリーズが購入可能です。結局そこに行きつくのかと思うかもしれませんが、それだけいい車だと思います。特に最終モデルのエディションシャドーやファッショニスタは買う価値があると思います。
高級感もあり、運転していて楽しくなる車です。
F20モデルの1シリーズは異例の2度のLCIを行っています。初期モデルは外観に特徴がありますが、中期モデルでは外観が大きく変わりスマートになり、後期モデルでは内装に大きな変更が加えられています。外観、内装とも洗練された後期モデルはかなりいい車だと思います。
中期モデルに乗っている僕からすると、かなり羨ましく思う部分もあります。
この最終モデルを購入し、長く大事に乗ると言う選択肢もあるかと思います。
最後に
少数かとは思いますが、コンパクトで楽しい後輪駆動車に乗りたい方もいると思います。数は少ないですが、そんな車も1シリーズ意外にあったりします。
走っている車も少ないので、人と同じ車は嫌だと言う人にはお勧めできるかと思います。こだわりのある方は、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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