BMWのセーリングモードで低燃費走行を実現

BMW

最近の燃料価格の高騰はすごいですね。私が乗っている118dも今までは\5,000あれば満タンになっていたのですが、最近では\6,000でも満タンにならない時が有ります。こうなって来ると気になるのが、燃費性能。最近の欧州車にはコースティング機能が有り、(BMWではセーリングモード)燃費向上に役立っています。

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セーリング(コースティング)機能とは

取説内のセーリングについての記述

セーリング機能(BMW以外ではコースティング機能)とは、ある一定の速度以上で走行時、アクセルを完全に話した際、通常であれば、エンジンブレーキがかかるところ、ニュートラル状態となり、滑走する状態となり、低燃費走行を実現する機能の事を言います。

国産車ではあまりなじみのない装備化と思いますが、欧州車では、多くのメーカーで採用している機能です。国産車では、アイドリングストップが、低燃費装備の代表格かと思いますが、欧州車ではこのセーリング(コースティング)機能が多くのメーカーで採用されています。

この辺も、都市部での走行や、単距離走行の多い日本の交通事情と、大陸間を移動する、欧州との設計思想の違いを感じて面白い部分だと思います。

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BMWのセーリング機能の設定方法

このセーリング機能ですが、デフォルト状態では、OFFとなっています。またONに設定しても、機能するのは走行モードをECORROモードに設定した時のみとなります。

設定方法はまず、iDRIVEのメニューから、車両情報/設定を選択します。

まずは、車両情報/設定を選択

次に、車両設定を選択します。

次に車両設定を選択

その次は走行モードを選択します。

走行モードを選択

セーリングモードはECOPROモードの時のみ作動するので、ECOPRO設定を選択。

ECOPRO設定を選択

するとセーリングモードのチェックランが現れますので、そこへチェックマークを入れます。

セーリングモードのチェック欄へチェックマークを入れる

これでセーリングモードがONになり、ECOPROモードで走行時、アクセルOFFで惰性運転で減速スピードが遅くなります。同じ設定画面にECOPROエアコンの設定が有るのですが、個人的にはここはチェックを入れるのをお勧めしません。と言うのも、正直BMWのエアコンは車種によっては効きがあまり良くない様に感じるからです。車内はやはり快適でありたいので、僕はお勧めしません。

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セーリング機能を引き出すには車間距離が必要

セーリング機能をONにしたからと言ってすぐに燃費が向上するかと言うと、違うと思います。やはり、車間距離をしっかりと保ち、前の車の状況をしっかり把握しながら、アクセルをOFFし、惰性走行の距離を確保することで、初めて、燃費の向上が期待できると思います。

上でも書きましたが、このセーリング機能は、大陸間を高速道路で横断する際、燃費性能を向上させるために考えられた機能だと、個人的に思いますので、日本国内で、その効果を発揮するのも、高速道路だと思います。高速道路で、全車との車間距離をしっかり保ち、惰性状態を多くすることが、燃費向上に効果があると思います。

安全の為にも、車間距離を保つことは大事な事だと思います。

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このセーリング(コースティング)機能、最初はポルシェが標準採用

この燃費向上に効果があるセーリング(コースティング)機能ですが、始めたのは意外な事にポルシェの様です。個人的にポルシェって走行性能に全振りし、環境性能は特に気にしていないイメージが勝手に有りましたが、やはり1流企業は環境の事も忘れていないんですね。

いつかはポルシェのコースティング機能を体験してみたいものです。

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最後に

僕自身は、通常、コンフォートモードで走っている為、普段このセーリングモードを使用することはあまりないんですが、燃費の事を考えると、上手く使えば、環境にも優しいですし、良い事だと思います。ただ、ディーゼルモデルに乗っていると、エンジンブレーキの効きも良いですし、セーリングモードのアクセルOFF時のスーっと進んでいく感じに違和感を覚えるのも事実です。

結局は慣れだと思いますが、燃費向上には一定の効果があると思いますので、気になる方は、1度試してみるのも有りだと思います。

車間距離をしっかり保ち、安全に、環境にやさしい運転が出来れば一番いいのではないかと思います。

コメント

  1. メカマニアのおっさん より:

    ponsukeさま、
    エコプロモードのセーリングは、高速だけでなく、
    郊外のバイパスを走る時に有効だと思い、多用していますよ。
    流れがよい時、アクセルオフでもスピードが落ちにくいから、
    巡行時にはエコプロを使い、
    市街地はストップ&ゴーの車間距離を考えてコンフォートと、
    こまめに切り替えています。
    スポーツプラスは全く使いません(笑)

    • ponsuke より:

      メカマニアのおっさん様
      いつもありがとうございます。
      仰る通り、バイパスでも有効ですね。
      特に僕のような地方のバイパスでは特に有効だと思います。
      スポーツプラスって確かにどの場面で使うんでしょうね?
      やはりサーキットくらいしか思いつきませんが、スポーツプラスで走行してるってだけでテンション上がりそうです。