今後7人乗りも出るシトロエン ベルランゴを試乗

試乗記

先日、ベルランゴの7人乗り仕様の日本導入がアナウンスされました。以前から興味のあったベルランゴの7人乗りが2022年中に出るとの事で、俄然興味がわいてきました。と言うのも、BMW1シリーズの他に所有しているミニバンも新車購入から8年ほど経過し、そろそろ本気で買い替え候補を探していました。そんな中、ベルランゴの7人乗り仕様の日本導入が発表されたので、1度、5人乗り仕様でもいいから試乗し、ベルランゴを体験したいと思い立ち、ディーラーへ試乗に行ってきました。

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シトロエン独特の唯一無二の外観がいい

特徴的な外観が魅力的なベルランゴ

何といってもこの外観が良いですね。何というか、個人的には宇宙船をイメージしてしまいます。そしてこの3段になっているライトも良いですし、すべてが良いですね。一見するとファニーフェイスと感じる方もいるかもしれませんが、個人的には、見れば見るほど、カッコよく、かわいらしくもあり、何とも味のあるフロントフェイスです。サイドも、エアバンプもついて、遊び心も有りますし、他の人と同じ車に乗りたくないと言う方にはもってこいだと思います。

又、このカラーも良いですね。国産車では意外とない、サーブルというカラーリングも個人的には良い色で好きです。

このベルランゴでキャンプやアウトドアに行くのも良く似合うと思いますし、アクティブでおしゃれなイメージを持ちますね。

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乗り心地もとてもいい

シトロエンと言えばやはり乗り心地の良さが大きなポイント

シトロエンと言えば、魔法の絨毯と言われるほど、特徴的な乗り心地が有名ですよね。やはり、試乗の際、この乗り心地には期待して試乗しました。結果期待を裏切らない乗り心地を実現していました。

まず乗り込んで最初に感じたのが、アイポイントの高さです。普段BMWの1シリーズに乗っているので、これと比較してしまうと、当然着座位置が高いのですが、コーナリングの際もフラフラするわけでもなく、しっかりと踏ん張ってくれていましたし、ロールも思ったほどしませんでした。しかし、足回りが引き締められているともまた違う、何と言えばいいのか、粘り強いと言えばいいのか、硬くも柔らかすぎる事もない、不思議な感覚の乗り心地でした。

恐らく多くの人が不快に感じる事はない、乗り心地ではないかと思います。

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後部座席もしっかり3人乗れ、広い足元

後部座席はシートが3座あり、しっかりと3人乗れるパッケージング

後部座席はフランス車らしく、しっかりと3人分の座席が用意されています。足元もとても広く快適です。ただ、シートの背もたれの角度は結構立っていて、リクライニングはしません。厳密に言うと、真ん中のシートのみ、両サイドのシートに比べると、少しだけリクライニングするのですが、ほぼ倒れません。参考までに、上の画像は、真ん中のシートのみMAXリクライニングした状態です。

あと、座面は長さがあまりないため、この辺は人によって合う合わないがあると思います。さらに乗り込む際、のスライドドアは、パワースライドでは無く、手動となります。オプションでもパワースライドの設定はありません。この辺は、最近の国産ミニバンに慣れていると少し驚く部分だと思います。ベルランゴ自体、車両価格は決して安くはないので、パワースライドドアを重要視している方には合わないかもしれません。

ただ、いざ乗り込んでみると、段差のいなしも良いですし、乗り心地も良いです。又、後席用のエアコンの吹き出し口もしっかりありますし、フロントシート背面にピクニックテーブルも用意されており、とても実用性があると思います。

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天井のガラスサンルーフの開放感がすごい

標準装備のガラスサンルーフ。開放感が良い感じ

ベルランゴの魅力を語る上で外せないのがこのサンルーフではないかと思います。試乗したのが、まだ暑くない季節だったので、天井から降り注ぐ日光がとても気持ちよかったです。サンルーフ付きの車って個人的にはとても憧れが有ります。暑い季節はどうするのかと言うと、電動のシェードが付いていました。1点気になったのが、このシェード、開けるにも閉めるにも、フロント天井付近にボタンが有るのですが、ずっと押してないといけないんですよね。運転中、暑いなと感じて閉めようと思っても、ワンタッチで閉める事は出来ません。この部分は少し気になりました。

ただ、デザイン的にも、ただサンルーフがあるのではなく、真ん中にアビエントライトが有ったりと、デザイン的にもフランス車らしさを感じてしまいました。

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1.5lディーゼルのと8ATの組み合わせもいい

運転席に乗ってエンジンをかけても結構静か

このベルランゴ、日本国内ではエンジンはディーゼルの一択です。この1.5lのディーゼルエンジン、車の性格とも合っていますし、税金も比較的安く上がりますし。燃費も良いですし、実用車としては、最高の組み合わせだと個人的には思います。実際試乗してみて、加速性能も普通に走る分には全く不足は感じませんし、8ATも高速での燃費に大いに貢献してくれそうです。しかもこの8AT、アイシン製で、信頼性も高そうです。

さらにこのエンジン、想像以上に騒音、振動共に静かで快適でした。踏めばそれなりに振動も騒音もあるんですが、アイドリング時は結構静かで、振動も少ないですし、普通に走る分には何の問題も感じませんでした。

やはり、小排気量のディーゼルエンジン車で実用車を作らせると、フランス車はピカイチですね。

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ダイヤル式のセレクターノブは慣れれば何の問題も無し

初めて体験したセレクタ式のシフトノブ

生まれて初めてセレクタダイヤル式のシフトを体感しましたが、これは慣れで何とでもなりますね。最初は違和感がかなりありましたが、2、3度操作してみると、何の違和感もなくなり、特に気にする事もなくなりました。こればっかりは慣れの問題ですね。ダイヤル式も悪くないなと感じてしまいました。又、パーキングブレーキも電子式となっており、スライドドアが手動な割にこの辺は電子化されているんだなと感心しました。

参考までにダイヤルの下にあるMボタンは、マニュアルモードに変更して、パドルシフトで変速できるモードに変更できるボタンです。

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トランク容量も広く、細かい小物収納も多彩

広大なトランク空間

いざ、トランクを開けてみるとそこには広大な収納スペースが有りました。僕もキャンプに出掛けたり、釣りに行ったりと、トランクへ荷物を多く収納する機会があるのですが、このベルランゴがアウトドア好きの人に支持される理由がすぐに分かるくらい広い収納スペースが有ります。しかもこのトノカバーが、高さを変えて付ける事が出来るのも個人的にはポイントが高いと思いました。

しかも後部座席を倒せばそこには2000lを超える収納容量を持ったスペースも広がりますし、多彩な趣味をお持ちの方には、もってこいの車だと思います。

又至る所に小物入れが有ったり、リアガラスを開けられたり、実用性の塊のような車だと感じました。

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最後に

今回初めてシトロエンの車に試乗させていただきましたが、ベルランゴ良いですね。このベルランゴの7人乗りが発表されれば、すぐにでも見に行きたいと思います。ただ1点、個人的には良い部分だと思うのですが、電動スライドドアに慣れた方には、手動のスライドドアがどう映るのかが、気になるポイントだとは思いました。(ベルランゴを求める多くの方には関係ない話だとは思いますが)

まだディーラーにも詳しい情報は入っていないとの事でしたが、今後の7人乗りの発表に注視していきたいと思う1台でした。

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