1994年、当時のローバー社がBMWの傘下にに入り、MINIはBMWブランドとなりました。ただ、そのデザインは今なお、著名人が愛したデザインそのままに現代でも人々に愛されています。いまだに、MINIの車をミニクーパーと呼ぶ人も多いと思います。このクーパーの部分ですが、当時、レース界でMINIの名前を一躍有名にしたジョン・クーパー氏に由来します。今ではこのジョン・クーパーは、MINIのフラッグシップモデルの名称となっています。
ボタン類の随所にBMWとの共通点を感じる事が出来る
僕は普段BMW1シリーズに乗っています。今回代車で1週間ほどMINI クロスオーバーのCOOPER Sに乗りましたが、操作系のボタンの配置と言い、ボタンのマークと言い、BMWの車とほぼ変わらなかったので、全く違和感が有りませんでした。
唯一、エンジン始動のボタンがどこにあるのか分からず、最初は探してしまいました。
今まで見た事のないタイプで最初は驚きましたが、まるで飛行機のコックピットの様な操作レバーで少しテンションが上がりました。
ドアの施錠、開錠ボタンも最近のBMWの車と同様で、ドアノブのレバー付近にボタンが有ります。
アビエントライトもいい感じに光っていて、雰囲気を出しています。
ナビの操作もほぼ同様で、ボタンの配置もBMWの車と同様になっているので、全く違和感なく操作可能でした。
MINIも今ではBMWの車なので、当然と言えば当然なのですが、操作系がBMWと変わらないので、BMWからMINIの車への乗り換えや、又その逆の乗り換えも違和感なく可能だと思います。
運転の楽しさもクロスオーバーでも変わらず楽しい
MINIのクロスオーバーはSUV的な車なので、車高も高く、重量もそれなりに有り、運転の楽しさは薄いのかな、なんて思っていましたが、全くの杞憂でした。お借りした車のグレードがCOOPER Sだったのもあるかも知れませんが、よく加速し、よく止まり、よく曲がる、運転していて、不満のない車です。
特に意外だったのが、車高が比較的高めなのに、コーナリングの際、ロールが非常に少ない事。それなのに乗り心地は確かに固め何ですが、不快な硬さや、突き上げが少ない事。
お借りした車はまだ1000km程度しか走行していなかったので、まだあたりが付いていなかったり、乗り心地的にも不利な条件だと思うのですが、特に乗り心地が気になることもなかったです。
内装の質感もBMWに劣っていない
もともとBMWは内装はシンプルで、高級車の感じは個人的にはしていませんが、質感は結構高いものがあると思っています。ですがMINIも負けておらず、質感について劣っていると思う部分は特に感じませんでした。
逆にMINIはポップでおしゃれで、こちらの内装の方が好きな方も多くいると思います。夜のアビエントライトやフットライトも結構明るく、華やかな印象を受けました。
又、BMWの車以上に各所にメッキ部品が使用されており、高級感も結構あります。お借りした車がCOOPER Sのグレードで価格が473万円とかなり高額なのも有りますが、内装の質感が悪いと感じることはありませんでした。
最後に
MINIの車と言えば小さくてかわいい車と言う印象を今までは持っていましたが、今のMINIは乗ってみると、結構おしゃれな高級車と言う印象を受けました。売れているわけですね。
操作系や、質感などもBMWに対して劣るわけでもないですし、BMWからの乗り換え、特に2シリーズアクティブツアラーからの乗り換えでは違和感を感じることはほぼなく、自然に乗り換えることが出来ると思います。
ただ、FR車を求めるならやはりBMWですね。1シリーズでもBMWの駆けぬける歓びを堪能できます。
今回MINIに乗ってみて、MINIが売れている理由が良く分かった気がします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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