BMWのエントリーモデルである1シリーズ。Cセグメントに属し、一般的には、コンパクトカーとして認知されているのではないかと思います。コンパクトカーと言えば、街中をウロウロする足としての使い方をされる方が多いのではないかと思いますが、この118d意外と、ロングツアラーとしての適性もあると、個人的には感じています。
長距離運転してもなぜか疲れない
時々、300km~500km、最大800km程度高速道路を走行することがあるのですが、今まで乗ってきた車と比べると、この長距離を運転した後の疲れ方が、全く違うんですよね。シートに要因があるのか何なのかわかりませんが、とにかく疲れが少ないし、どこまででも運転できそうな感覚になりながら運転しています。
今まで乗ってきた車(オデッセイRA7、RB、RC1)に比べると明らかに疲れ方が違います。何でなんだろうと、考えたのですが、恐らく車内に入って来る音、特に高周波帯の音の侵入が少ない事、シートに座っていて伝わってくる微振動、が明らかに今まで乗ってきた車に比べると優れています。
僕はオデッセイが好きで3台乗り継いできました。オデッセイも間違いなくいい車だと思うのですが、明らかにBMW1シリーズの方が、スペース以外は優れている車だと思います。
2690mmとサイズの割に長いホーイルベースも好影響
F20モデルの1シリーズのホイールベースって意外と長いんですよね。どれだけ長いかと言うと、トヨタのハリアーのホールベースは2660mmです。これに対して1シリーズのホイールベースは2690mmと長いんですよね。ハリアーの方が全長も長いですし、大きい車なんですが、1シリーズの方がホイールベースは長いんですよね。ホイールベースが長いと、直進安定性も上がり、疲れにくくなります。
2枚の画像を比べるとよくわかるのですが、1シリーズの方が車の端にタイヤが有り、見た目的に安定感があるのが良く分かります。イメージ的にハリアーの方が大きい車のイメージが有りのですが、地面に接するタイヤの間隔は1シリーズの方が大きい車になります。
ちなみにこのホイールベース2690mmはトヨタ車言うと現行RAV4と同じ数値になります。明らかにRAV4の方が大きな車のイメージがあるのですが、同じホイールベースの様です。
このホイールベースの長さも、直進安定性につながり、疲れにくい要因にもなっているんではないかと思います。
意外といい乗り心地
僕が乗っている1シリーズが非Mスポーツの為、16インチタイヤを装着しているのでそうなのかもしれませんが、意外と乗り心地がいいんですよね。
しかも遮音も秀逸なんですよね。全く静かと言うわけではないんですが、上でも書いたように、高周波帯の不快なノイズが上手く入ってこないようになっている感じがするんですよね。
勝手にBMWと言えば走りに振った車で、乗り心地も悪く、うるさい車だと先入観があったのですが、全くそんな事もないです。さらに、標準でランフラットタイヤを採用しているので乗り心地が悪いなんて記述を購入前ネットで見ていたのですが、あれは昔の話の様で、今は、そんなことはありません。ブリジストンのHPにも通常のラジアルタイヤ非95%の乗り心地になっているとの記述もありますが、嘘偽りない内容だと実感しています。
又、118dは8ATとも相まって、高速道路を運転中のエンジン回転数が1000回転台とかなり少なく、この辺も、疲れにくい要因だと思っています。さらに足回りも独立懸架で、この辺も影響があると思っています。
118dは1度の給油で1000km以上走行可能
ロングツアラーとして考えた際、1度の給油での航続距離って結構重要だと思います。この点、118dは燃費も素晴らしく良く、高速道路をひたすら走れば、1度の給油で1000km以上の走行が可能です。以前800km程度、1日で高速道路を走ったのですが、その際の燃費が約23km/ℓで、残りの走行可能距離が約300kmでした。さすがにこれには驚きましたね。この際もまだまだ運転できる体力はありました。今までの経験から言うとオデッセイでは400kmを超えたあたりから、背中が痛くなって、運転が苦痛になって来るのですが、1シリーズでは800km走ってもまだまだ運転できる感覚が有りました。
上で書いた特徴がこの感覚に至っているのだと思います。
最後に
1シリーズ、特にディーゼルモデルである118dはロングツアラーとしての能力もかなり優れています。近場だけでなく、たまには長距離運転もいかがでしょうか。この1シリーズの新たないい部分が見えてくるかもしれませんし、車を長く乗るには、たまには長距離運転も必要ではないかと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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