BMWの各走行モード(DPC)の違いと特徴 おすすめはコンフォートモード

BMW

BMWの車には「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」(DPC)が付いています。これは、ボタン1つで、走行モードを切り替えることが出来る機能です。

このDPCの走行モードは、

ECO PRO
COMFORT
SPORT
SPORT + (Mスポーツ)

の4種類となっています。

僕の1シリーズはグレードが非Mスポーツの為、SPORT+モード以外の3つのモードから選ぶことが出来ます。

ちなみに、このDPC、2019年現在、BMWすべてのモデルに標準搭載されています。

それでは各モードについて見ていきましょう

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ECO PROモードの特徴

このモードは名前の通り、燃費重視のモードになります。

感覚的には、アクセルを踏み込んでも、ゆっくりと加速していく感じになります。ディーゼルモデルの118d自体、20キロ~30キロまでの加速は実はモッサリ加速していく感覚があるのですが、さらにモッサリします。

エアコンの制御も燃費重視になる

アクセル開度の具合だけでなく、エアコン等の制御も燃費向上に向いた制御となるため、暑い日などは、エアコンの効きが悪く感じてしまうかもしれません。

ECO PROエアコンにチャックを入れると燃費向上に向いた制御に

僕自身、暑いのは天敵なので、ECO PROエアコンのチェックは外しています。ちなみに納車時にはここにチェックが入っていました。恐らくですがBMWはエアコンの効きが悪い等の記述をネット等で見かけることがありますが、このECO PROエアコンにチェックが入ったままで、ECO PRO モードにセットし、走っているせいではないかと思っています。

少なくとも僕の1シリーズは、車内が狭いこともあり、エアコンは非常に良く効きます。

セーリングモードにチェックを入れることで燃費向上

上の画像を見てもらうとわかるのですが、ECO PROモードの設定に「セーリング」が有ります。僕はこれにチェックを入れています。

ちなみに納車時に、チェックは入っていませんでした。

この「セーリング」機能、何かと言うと、ある速度以上でアクセルから足を離した際、マニュアル車で言う、Nレンジの時の様な状態となり、タイヤの抵抗のみで滑走することになり、燃費向上に寄与する事になります。

ただ、反面エンジンブレーキが聞かなくなるので、街中で運転する際には、少し慣れが必要な部分があると思っています。この機能が最も活躍するのは高速道路だと個人的には思っています。

メーターの燃費表示もECO PROモードのみ変わる

画像の様に、ECO PROモードの時のみ、瞬間燃費表の部分が、週刊燃費計からアクセル開度に変わります。又、強くアクセルを踏み込んだ際、アクセルを戻して下さい的な表示がされます。

さらに、スピードメーターとタコメーターの間に表示されている、青色の数字はECO PROボーナスといって、ECO PROモードにすることにより、通常のコンフォートモードに比べ、どれだけ多くの距離を走ることが出来たかを示しています。

数値で表示されるので、どれだけECO PROモードで得をしたのかわかりやすく、お得感があります。

僕も最初のうちはECO PROモードを使用していたのですが、1シリーズ購入後、数週間でコンフォートモードを使用するようになりました。

なぜ、ECO PROモードをやめたのか、下に書いていきます。

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コンフォートモードの特徴

コンフォートモードは、エンジン始動時、デフォルトで設定されているモードになります。この為、コーディング作業の人気メニューで、デフォルトでのECO PROモードに切り替える作業が人気だったりします。

このコンフォートモード、誰に対して「コンフォート」なモードかと言うと、あくまで個人的な感想ですが、「運転者」にとってコンフォートなモードだと思います。

上でも書いたようにECO PROモードではなく、コンフォートモードになった理由ですが、最初のうちはECO PROモードの走りでも、出足が少しモッサリしている以外は、何の不満もありませんでした。

ですが、毎回スイッチで切り替えるのが面倒だったり、単純に忘れて、数日コンフォートモードで走ったのですが、このアクセル開度に対してスイスイ加速していく感覚は、1度味わうとECO PROモードには戻れなくなってしまいました。

コンフォートモードでも十分早く、停止時からの加速で、気が付くと後ろの車と距離があり、制限速度域に達している。なんて事も多々あります。スルスル加速していくので、注意が必要なモードでもあります。

BMWがデフォルトに設定しているモードでもあるので、信頼してこのモードを使用しているのもあります。

あと、僕の乗っている車が、118dで、普通に走っていても、燃費性能も非常に良いので、モードを燃費重視にする必要性も無いと思っているのもあります。

ちなみにですが、このコンフォートモード、ECO PROオードに比べ約1km/L程度燃費が悪化します。

ECO PROだと16km/Lなのに対し、コンフォートモードだと同じ条件で15km/L的な感じになります。

いろいろ書きましたが、BMWの車は燃費を気にして乗る車ではないと思っています。では、常にSPORTモードで乗れば良いのではないかと、思う人もいるかもしれませんが、街中を走る際、コンフォートモード以上は必要ないと思っています。

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SPORTモードの特徴

このSPORTモードは最も他のモードと違いを感じることが出来るモードとなっています。普段コンフォートモードで運転している僕ですが、SPORTモードで運転すると、この車、こんなに速かったのかと驚きました。

ですが、この速さは、街中を運転する際、無用の長物の様に感じました。

変速タイミングも、エンジンの回転数を引っ張り気味になり、エンジンノイズが増しますし、アクセル開度に対しての反応が、非常にリニアになり、多少、操作に気を使うようになってしまします。

このSPORTモード、僕は唯一高速の入り口で使って、加速感を楽しんでいます。それ以外では、全く出番がありません。

ハイパフォーマンスカーを乗られている人からすると、1シリーズ程度で、何言ってんだ?と思うかもしれませんが、国産ミニバンと2台持ちをしていると、この感覚に行きつきました。

感じ方は人それぞれなので、あくまで参考程度に見てください。

ちなみに燃費は、SPORTモードだと、もちろん悪化し、コンフォートモードに比べ1~2km/L程度悪化します。

あとハンドルもSPORTモードに入れると少し重くなります。

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最後に

それぞれのモードに違いがあり、1台で3台の車を所有しているかのような違いがあります。自分に合った走行モードを見つけてみてはいかがでしょうか。

僕はBMWがデフォルトにしていること、加速感、等でコンフォートモードをお勧めします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

コメント

  1. 118D Sport乗り より:

    ponsukeさん

    いろいろな話題ありがとうございます。
    走行モードと燃費についてコメントします。

    コーディングでECO PROモードがデフォルトなので、いつもECO PROで走行しているのですが、
    たまには少し元気に走ろうと、コンフォートで約270kmぐらい走りましたが、
    やっぱり、コンフォートですね!車がかなり軽く感じました。ATのつながりもECO PROよりも
    スムーズな気がしました。
    また、燃費も意外と落ちず、トラベルボードコンピュータの表示で24km/l、
    (エアコンなし、下道(田舎道中心)約200km、高速道路 約70kmの走行、一部長い坂道はECO PROでコースティング走行)、
    ECO PROで少し飛ばし気味に走行したのと同じぐらいです。
    これだと、基本コンフォートで、丁寧に走るのが燃費含めて車にも良さそうですね。
    月に2,3回は週末に280kmの往復があるので、しばらくECO PROとコンフォートの燃費の差を
    いろいろな走り方をして試して見ようと思います。

    では、またBMW 118Dの関連記事を楽しみにしています。

    • ponsuke より:

      118D Sport乗り 様
      いつもコメントありがとうございます。
      僕も最初はECO PROで走行していたのですが、1度
      コンフォートにして、仰られている様に、車の軽さを
      感じてしまい、ECO PROに戻れなくなりました。
      そもそも軽油の時点で燃料代も格安で済んでいますし、
      乗っていて楽しい状態で乗りたいと思い、今は常に
      コンフォートにしています。
      スポーツも良いんですが、街乗りでは、ギアを引っ張りすぎる印象で、
      やはりコンフォートに落ち着きました。
      燃費のさについても又、教えてくださいね。
      それにしても24km/Lは良い燃費ですね。