ディーゼルエンジン搭載車には欠かせないDPF再生。もちろんBMWのディーゼルモデルも例外ではありません。
このDPF再生、燃料をDPFへ吹きかける事になるので、DPF再生時は、燃費が悪くなる様なんですが、今まで25000km程度走行してみて、燃費的にも、走り的にも、DPF再生が行われている事を体感するような事が1度もありません。
運転者にこの辺を感じさせないような設定になっているのか、僕が鈍感なだけなのかはわかりませんが、少なくとも、エアコンのON、OFFでの走りの違い程度は気づくので、恐らく多くの人が、DPF再生中の違いに気づいてないのではないでしょうか。
そもそもDPF再生って何?
僕も今乗っている118dが初めてのディーゼル車になるので、最初DPF再生についても知りませんでした。
知った理由は、ディーゼル車は短距離走行しかしない人には向かないとか、走行距離が少ない人はディーゼルを買うメリットがないとかを、ネットで目にして、理由は何でなんだろうと、調査をしている途中で「DPF再生」と言う言葉に出会いました。
DPFとは、Diesel Particulate Filter(ディーゼルパテキュレートフィルター)の略で日本語に訳すると、ディーゼル微粒子除去フィルターや、排気微粒子除去装置となります。
上でも書きましたが、いくらクリーンディーゼルで、Co2排出量がガソリンエンジンに比べ少ないと言っても、PM(Particulate Matter 粒子状物質)が発生してしまいます。これを捕集し、排気ガスをクリーンにしているのがDPFの役目となる。
このDPF、名前の通り、フィルターなので、もちろんほっておくと、捕集したPMで詰まってしまいます。この詰まりを解消するために行うのがDPF再生となります。
DPF再生の方法は、燃料の軽油をフィルターに吹き付け、PMを焼き切り、無害化し、詰まりを解消しています。さらに焼き切るための熱を確保するために、エンジンの回転数も高い状態で維持されやすくなります。
いつDPF再生が行われているか確認する方法がない
マツダ車等ではマツダコネクト内でDPF再生の状態が確認出来るようですが、BMWの車では、このDPF再生が行われていることを確認する方法がありません。厳密に言うと、DPF再生中の何かしらの信号を感知して、知ることは出来るのかもしれませんが、ノーマル状態では認識する方法はありません。
上でも書いたように、DPF再生中は燃料をフィルターに噴射するので、燃費が悪化するのですが、体感するほど燃費が悪化したことが僕の車ではありません。もちろん走行性能についても悪化を感じたこともありません。さらに、DPF再生中はアイドリングストップをしなくなる様なんですが、そんな事もありません。むしろこんなに毎回アイドリングストップをして、バッテリーは大丈夫なのかな?と思ってしまうほど、アイドリングストップを行っている状態です。
走行モードをECO PROモードを使わず、常にコンフォートモードにしているので、その辺も関係あるのかもしれません。
DPF再生中であっても、運転者にそれを感じさせないようにする制御になっているのかもしれませんね。BMWの、駆け抜ける喜びを体感してもらうために、DPF再生を感じさせないための努力が隠れているのかもしれません。
勝手にそう思っておきます。
DPFは非常に高価
DPFの原料はセラミックが多く、非常に高価なものになっています。ガソリンモデルに比べ、ディーゼルモデルが高額になるのは、エンジン自体の耐久性が必要なため、高額になる傾向があるのですが、このDPFが採用されているため高額になる部分もあります。
ちなみにこのDPFで故障が発生した場合、車種にもよりますが、交換にBMWでは40万~60万程度の費用が発生するようです。
1シリーズで新車時のガソリンモデルとディーゼルモデルの価格差が25万円程度になりますが、非常に良心的な価格設定に感じてしまいます。(逆に修理費用が暴利なのかも・・・)
最後に
BMWのDPF再生中は、体感するような変化がありません。僕が鈍いだけなのかもしれませんが、そうではないと信じときます。
さらにDPF再生実行中の確認方法もありません。これはBMWからの、「そんなどうでもいいこと、気にするな。気にしなくていい設定にしといたぞ。存分に駆け抜ける喜びを体感してね」
って言うメッセージだと勝手に思っています。
もし、DPF再生の実行中の確認方法を知っている人がいれば、教えてもらいたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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