車で唯一地面と接しているタイヤ。私が購入したBMW_X1の新車装着タイヤは、やはり欧州メーカーの物かと思いましたが、日本が誇るブリジストン製でした。実はX1に乗り換える前に乗っていたF20の1シリーズも同様にブリジストン製のタイヤが付いていました。2代続けてブリジストン製のタイヤが新車装着でした。しかもどちらもトランザが付いていました。
X1の新車装着タイヤはブリジストン_トランザT001
BMWのX1の新車装着タイヤですが、私の車両はブリジストントランザT001が付いていました。ネットを見ていると、ハンコック製の物が付いている車両も有ったりと、色々な種類がある様です。どこのメーカーの物が付いていても、BMWの求める基準に合致した性能を有したタイヤとなっているので差はないのだろうとは思いつつ、ブリジストン製のタイヤが装着されていた事は、少しうれしかったです。
このトランザですが、以前所有していたF20にも新車装着されていました。ただこちらはER300が装着されており、今回のX1にはT001が装着されていました。この違いは溝のパターンの違から来るものです。
このトランザ、日本国内ではあまりなじみのない銘柄ですが、ブリジストンが欧州向けに開発した銘柄で、トランザのネーミングはツーリングポテンザからきており、ベースは走行性能の優れたポテンザで、そこへツーリングの為の快適性を与えたイメージのタイヤです。国内ではレグノに走行性能を付加したイメージだと思います。なのでラベリングも欧州基準となり、日本国内の物とは変わってきます。欧州基準で低燃費性はC、ウェット性能はBとなっています。国内基準に合わせると、省燃費性A、ウェット路B程度の性能で、特段優れているわけではないですが、非常にバランスのいいタイヤだと思います。
騒音性能も70dbで可もなく不可もなくと言った所ではないかと思います。
参考までに、展示車両のオプションの19インチモデルには、GOOD YEARのEAGLE F1が装着されていました。
製造国はドイツの隣国ポーランド
ブリジストンのタイヤですが、製造はやはり欧州で、MADE IN POLANDの記載が有りました。ポーランドはドイツの東側の隣国です。このポーランドにはブリジストンの乗用車用タイヤ工場のポズナン工場と、バスやトラックなど、商用車用のタイヤを生産するスタルガルト工場が有ります。ですので、恐らくポズナン工場で生産されたものでしょうね。
森に囲まれた、緑豊かな工場で生産されている様です。ちなみにポーランドの方は勤勉で、まじめな方が多く、我慢強い方も多いとの記述を目にします。日本人にも通じるものが有りますね。
乗り心地も快適
X1に乗り換えた当初、225/50/R18と言うサイズも有、さらにランフラットタイヤなので、乗り心地について少し心配していました。以前所有していたF20は16インチで、ランフラットでも乗り心地に不満を抱いたこともなく、トランザが良いタイヤであることは認識していたんですが、流石に2インチサイズが変わり、扁平も50なので乗り心地について心配していました。ですが、いざ所有して、色んなシチュエーションで乗ってみましたが、特に乗り心地で気になる事はありませんでした。確かに時折ゴツゴツ感を感じる事も有りますが、腰に来るほどでもないですし、サスのストロークもF20と比べると長く感じるので、この辺も乗り心地に影響しているかも知れません。
多くの欧州ブランドで採用されているポテンザやトランザ
このブリジストンのポテンザやトランザ、多くの欧州プレミアムブランドで、新車装着タイヤとして採用されています。BMWではX1を初め1や2などのエントリーモデルから、8シリーズなどのハイエンドモデルにも採用されています。メルセデスベンツでは、A、B、C、E、Sと多くの車種で採用されていますし、VWやアウディなども多くの車種で採用されています。又、ポルシェの911やボクスター、アストンマーティンのDB111やラピード、フェラーリの488、ランボルギーニのウラカンSTOなどのスペシャルカーにも採用されています。
欧州車に限らず、国産車でもレクサスや、ホンダのNSXに採用されていたりと幅広い車種で採用されている、タイヤになります。
最後に
日本国内ではあまりなじみのないブリジストンのトランザですが、走行性能と快適性、さらにランフラットの安心感を併せ持った、とてもバランスのいいタイヤだと思います。以前乗っていたF20時代からすでに6年間続けてブリジストントランザのタイヤを装着したBMWに乗っていますが、とても快適で安心感のあるタイヤだと個人的には感じています。
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