家族も安心!BMW1シリーズの安全性能は5ツ星

BMW

恐らく輸入車を選ぶ方の中には、安全性能が優れているというイメージを持って購入される方も多いと思います。

最近、国産車でも安全装備が充実していると謳った車も多くあります。ですが内容をよく確認すると、衝突回避の安全装備は充実しているが、衝突時の安全性能には疑問符が付く車両も多く見受けられます。

一言に安全装備と言いますが、衝突回避の安全性能と衝突時の安全性能は分けて考えた方が良いと考えています。

僕自身車を購入する際、衝突時の安全性能はかなり重要視しています。

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1シリーズの衝突安全性能はユーロNCAPで最高評価の五つ星

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突29km/h、歩行者衝突40km/hで行われています。これは日本で衝突安全性能評価を行っている、JNCAPとほぼ同条件になります。

ですが、側面衝突の試験の部分で大きな違いが有ります。1シリーズの衝突試験を行った当時、側面衝突で車体にぶつける車両はJNCAPでは950kg、ユーロNCAPでは1300kgと大きな違いが有ります。YOUTUBE等で衝突試験の動画を見て頂ければ、よくわかると思いますが、日本では軽自動車程度の重量の車両を比較的低い位置にぶつけての評価となっています。

対してゆーろNCAPでは1300kgの車体をぶつけての評価となっています。物体の運動エネルギーは質量によって大きく違いが出ます。同じ五つ星でもどちらがより安全かは一目両全です。

さらにユーロNCAPではポール側面衝突試験もあります。これは文字通り、下の画像の様に、ポールに側面をぶつけるテストとなっています。

ポール側面衝突試験(正面から)
ポール側面衝突試験(上面から)

画像を見て分かるようにポールに車体をぶつけると、大きくめり込んでいることが分かると思います。この状況でも、乗員の安全性能は確保されています。

この側面からの安全性能はヨーロッパ車が、サイドエアバックを義務化していることもかなり関係していると思います。日本国内では、オプションで装着する車がほとんどですが、ヨーロッパではすでに標準装備が義務化されています。

この衝突試験、日本でも2018年以降の新型車では、ぶつける車体を1300kgに変更したり、サイドポール衝突試験が追加されていますので、今後、サイドエアバックを装着できる車両も増えてくると考えています。

1シリーズの衝突安全性能が気になる方は、1度youtube等で「1シリーズ 衝突安全」で検索すればユーロNCAPの衝突安全試験を見ることが出来るので、一度見てみる事をお勧めします。

ちなみにアメリカのIIHSと言う評価団体の側面衝突の試験はさらに過酷でぶつける車体は1500kgとなっています。さらに形状も、大きな車が多いアメリカだけあって、日本やヨーロッパの試験車両より背が高くなっており、より現実味がある試験になっています。

IIHSの側面衝突試験

又、衝突試験では実施されない部分として、後部からの衝突に対する安全性も考えなければなりません。あまり注目される部分ではありませんが、国産車の多くが、車内のスペース効率を優先し、後部座席からリアハッチまでの距離がほとんどない車種を多く見かけます。特に最近の軽自動車ではその傾向が顕著に現れます。衝突試験に後部からの衝突に対する安全性試験等あれば、又違う形になっているのかもしれません。

対して、1シリーズの後部座席から、リアハッチまでの距離は意外なほど距離があります。

収納力もさることながら、後部からの衝突安全性にも一役買っていると思います。

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1シリーズの衝突回避安全装備

BMWのエントリーモデルとなる1シリーズですが、衝突回避の安全装備も、もちろん標準採用されています。

今の時代多くの車に採用されている、衝突軽減ブレーキも採用されています。これは時速5km~60kmの間で適用されます。2019年時点では特に珍しい装備ではありませんが、現行のF20型1シリーズの発表が2011年だった事を考えると、標準装備されているだけでも素晴らしいことだと思います。

この衝突軽減ブレーキは歩行者にも時速10km~60kmの間で適用されます。

このほかにも車線逸脱防止システムが標準採用されています。これは時速60km以上の時に適用され、車線を逸脱しそうになると、ハンドルを振動させ、運転者に車線逸脱を防止する様に訴えてきます。

ただこの車線逸脱防止システム、ディーラーでも言われましたが、多くの人が切った状態で運転しているようです。実際運転してみると分かるのですが、車線変更や、意図した車線逸脱時にも当然の様にハンドルが振動してきますので、想像以上に煩わしいと言うか、気になってしまうんです。

ちなみにオンオフスイッチは運転席右側のフォグランプのスイッチ下あたりにあります。

正直、私も、あまりいいことではないのですが、この機能はキャンセルした状態で運転しています。

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BMWでは事故状況をデータで蓄積し、開発に役立てている

BMWでは大きな事故が発生した際、現地へ赴き、現地の気象データや、周辺の道路状況、乗員が守れなかった場合は、なぜ守れなかったのかと言うようなデータを蓄積し、開発に活用しています。多くのメーカーが性能試験で基準値をクリアする事を命題としている中、現実に即した、データの蓄積を行っていることは称賛出来ることだと思います。

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最後に

安全性能にもこだわりのあるBMWですが、あまり安全性能を前面に押し出し、アピールすることはありません。

あくまでも駆けぬける歓びを訴求し、いざとなれば乗員を守てくれる。運転する楽しみを与えてくれる車だと思います。

どんな安全装置を付けたところで、運転する人が無謀な運転をすれば、何にもなりません。

駆けぬける歓びを感じながらも、安全運転を行っていきたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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