BMW1シリーズのガラスにみるサプライヤーのグローバル化

BMW

BMWと言えば、ドイツの車と分かる人は多いと思います。やはり使用されている部品もドイツ国内の物が多いのかなと勝手に思っていましたが、今の時代、部品を供給するサプライヤーもグローバル化していますね。

この部品のグローバル化を1シリーズのガラスに垣間見た気がします。

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BMW1シリーズのサイドガラスはFUYAO製

BMW1シリーズのサイドガラス

1シリーズのサイドガラス4枚はすべてFUYAO製の物です。FUYAO製と言われてもピンとこない方も多いかと思います。このFUYAO、実は中国の車用ガラス最大手メーカーです。このFUYAO、最近世界中の多くの自動車メーカーで純正採用が増えているメーカーです。ほんのちょっとだけ、中国企業か・・・という気持ちになったのは内緒です。

とはいえ、ガラスにも、もちろん各国の規格が有り、どこ製であろうと、品質基準は満たしています。

日本車であればJIS規格を満たしている様にです。輸入車ではJISの印字を見る事はほぼありませんが、画像の印字を見ていくとCCCは中国の強制的製品安全認定取得の表示、Eマークは欧州規格、AS2はアメリカの規格を満たしていることを表しています。

ちなみにEマークの横に書いてある数字はECEの承認を受けた国を表しています。画像ではE1となっていますのでドイツで認証を受けた事が分かります。

又、米国のASコードはAS1はフロントガラスを含むすべてのガラスに使用可能、AS2はフロントガラス以外で使用可能と言う様に、印字を見れば、何となく内容が分かります。

それにしてもBMWの車が中国のガラスを使用している事には少し驚きました。欧州車と言えど、部品供給メーカーはグローバル化している様ですね。

FUYAOのHPをのぞいてみましたが、世界9カ国に工場を持ち、世界シェアは25%と、すでに最大手企業と肩を並べつつある様です。あくまでも個人的な感想ですが、すでに中国企業や中国製と言うだけで、ネガティブな印象を持つ時代は終わりに近づいているのかもしれませんね。僕の大好きなブランドのボルボも今や中国企業の傘下に収まっていますし、色眼鏡は外さないといけない時代になってきているのかもしれませんね。

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フロントガラスはトルコ製

BMW1シリーズのフロントガラス

フロントガラスを見てみると、SISECAM製になっています。これはトルコのガラスメーカーです。サイドガラスとフロントガラスでメーカーが違うんですね。正直今までガラスと言えばAGCのイメージが有りました。ガラスだけ見ても様々なメーカーが有りますね。

ちなみにフロントガラスのEマークはE17となっています。これはフィンランドで承認を得たものの様ですね。

さらにリアガラスを見てみると、これもSISECAM製でした。こちらもEマークはフロントガラスと同様のE17となっていました。

参考までに、フロントガラスに表示のある//マークは積層ガラス(ラミネーテッドガラス)を表している様です。事故等の際、ガラスが飛び散らないように間にフィルムの入ったガラスですね。

車用ガラスのトップシェアは日本企業

先ほど僕自身、車のガラスと言えばAGCのイメージがあると書きましたが、あながち間違いではなく、トップシェアを持っているのはAGCの様です。世界で30%程度のシェアを持っている様で、目につく多くの車がAGCのガラスを採用しているとみていいでしょうね。又、日本板硝子やセントラル硝子など、日本メーカーのシェアが目立ちます。ここに待ったをかけているのが、BMW1シリーズのサイドガラスにも採用されているFUYAOとなります。1シリーズに限らず、BMWではFUYAOのガラスが結構採用されていますね。

さらにフランスのサンゴバンなどもシェアを持っています。上で書いたSISECAMもサンゴバンと、タタール共和国に共同で工場を設立したと言う記事も目にしました。色んな企業が協力しながら競争しているのかもしれませんね。それにしてもタタールスタン共和国って普通に生活していると中々目にしない国ですね。興味が有る方は調べてみて下さい。

最後に

車のガラス一つとっても、様々な国やメーカーで制作されており、サプライヤーのグローバル化が進んでいるなと感じてしまいました。ドイツ車に限らず、日本車でも知らない部分でサプライヤーのグローバル化がどんどん進んで行ってるのかもしれませんね。

どこ製の、どのメーカーの部品が使用されているのか、興味を持ってみていきたいと思います。

いつも読んで頂き、ありがとうございます。

コメント

  1. ムース より:

    ponsuke様

    ガラスを供給しているのが中国とは…正直がっかりです。

    去年、飛石でガラスにひびが入り保険で交換したのですがその際にフロントガラスの在庫が日本になければ本国に注文となりますので1~2か月ほどかかるかもしれませんのでとりあえずBMWジャパンに在庫確認してもらい在庫があったので大丈夫です。のようなやり取りがあり
    無事修理したのですがやはり外車、部品取寄せがドイツかぁと勝手に思ってました。
    まぁ一度はドイツに入荷するならドイツから来るのでしょうが。
    結局修理代金は込みこみ¥250,000でした。さすがディーラー町工場の倍ぐらいはすると思います。

    追記:以前ウォッシャー液警告灯が出ることを書かせていただいたのですが経過報告です。
    何もしていないのになぜか警告灯が出なくなり良かったと思ったら次の日には警告灯が出るが続きあることに気づきました。
    気温が関係しています。暖かい車の外気温で10℃を境に低ければ警告灯が出て高ければ警告灯が出ません。理由は分かりませんが自分の車はそうです。
    本当に不思議です。ご報告まで。

    • ponsuke より:

      ムース様
      いつもありがとうございます。
      FUYAOは確かに中国企業ですが、ガッカリする事はないかと思います。
      FUYAOのHPを見てみましたが、世界9カ国に生産工場を持ち、特にアメリカの
      オハイオ工場には力を入れているようです。中国企業なのにアメリカにです。
      ドイツにも生産拠点を持っているようなのでもしかするとBMWの物は
      ドイツ生産かも知れませんしね。
      今やボルボでさえも中国企業の傘下に入っていますし、中国企業に
      ネガティブな感情を抱くのも過去の物になりつつあるかもしれません。
      それにしてもやはり修理代かかりますね。。。
      ウォッシャー液の警告灯の件、温度で出る出ないが変わるとの事、謎が
      深まるばかりですね。今の所僕は警告灯は免れています。
      原因が判明した際には、又教えてください。