JDパワーの調査結果から見えてくる各自動車ブランドの特徴

BMW

先日JDパワーから2019年の「日本自動車初期品質調査」、「日本自動車セールス満足度調査」、「日本自動車サービス満足度調査」の各結果が発表されました。

この調査結果僕は結構気にして見ています。

各調査結果を合わせて見ると、各自動車ブランドの特徴が見えてきます。

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初期品質調査NO.1はダイハツ工業

日本自動車初期品質調査は、新車購入から2~9か月の人を対象に行った調査になります。サンプル数は約21,000となっています。JDパワーの調査の特徴としてこのサンプル数の多さも特徴ですね。

この「自動車初期品質調査」、簡単に言うと不具合が少なく、「初期品質」が高いブランドをランキングしています。

最も優れていたのはダイハツ工業、ついでレクサスブランド、トヨタ自動車、ホンダと続きます。平均値を上回ったのはこの4ブランドのみとなります。続きとしては、スズキ、日産自動車、三菱自動車、マツダ、と続き、ここで初めて輸入車ブランドとなるBMW、メルセデスベンツ、アウディ、国産で最下位がスバルとなります。そしてミニ、ボルボと続き、最下位にフォルクスワーゲンとなっています。

やはり国産が初期品質は優れていることが良く分かる結果となっています。意外だったのがスバルがジャーマンスリーより初期品質が劣っていたこと。

スバルと言えば技術力が高いイメージを個人的には持っていましたが、初期品質の面では数値上はイメージ通りではなかったみたいです。

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新車購入時の満足度NO.1はフォルクスワーゲン&アウディ

「日本自動車セールス満足度調査」、簡単に言うと、新車購入時の満足度では、量販ブランドではフォルクスワーゲン、ラグジュアリーブランドではアウディがトップとなっています。この調査は、新車購入時のセールス担当者、価格や、契約方法、店舗施設などの満足度をランキングしたものになります。

フォルクスワーゲンは量販ブランドの中で3年連続のNO.1と言う結果になっています。ラグジュアリー部門ではアウディがNO.1となっています。この2ブランドは、各地のディーラーの販売資本が同じ事が多いので、これらの会社の教育や、販売方法が満足度を押し上げているのだと、勝手に予想しています。

その他の順位はラグジュアリー部門ではアウディ―に続き、レクサス、メルセデス・ベンツ、BMW、ボルボとなっています。量販ブランドではフォルクスワーゲンに続き、三菱、ミニ、日産、トヨタ、スバル、ホンダ、マツダ、ダイハツ、スズキとなっています。

さすがに軽自動車の多いダイハツやスズキは下位に沈んでしまっています。

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サービス満足度は13年連続でレクサスがNO.1

「日本自動車サービス満足度調査」は、「サービス納車」「サービス担当者」「サービスクオリティ」「店舗施設」「入庫時対応」のファクターを点数化し、ランキングしたものになります。ここでNO.1に輝いたのが、13年連続と言う、絶対王者化したレクサスとなっています。

これだけ評価されているレクサスのアフターサービスは味わってみたいものですね。正直にレクサスオーナーの方が羨ましい部分です。

ラグジュアリー部門ではレクサスに続き、メルセデス・ベンツ、アウディ、ボルボ、BMWとなっています。僕の中で意外だったのがBMWが再開だった事。僕自身、正規ディーラーで中古車を購入し乗っているのですが、1度だけトラブルがあったのですが、対応も早く、新車保証期間中だったので、即部品を無償交換となりました。

さらに僕は中古の1シリーズに乗っているのですが、新車で7シリーズに乗っている人にも僕にも同じように対応してくれます。ノベルティも頂けますし、飲み物だけでなく、お菓子も頂けます。

たまたま担当の営業さんがいい人だっただけかもしれませんが、BMWが最下位と言うことは、他のブランドの対応はもっといいのかと驚いています。

量販ブランドのNO.1はミニ、続いて、フォルクスワーゲン、日産、トヨタ、三菱、ダイハツ、ホンダ、マツダ、スバル、スズキと続きます。

上で書いた3つの調査を見て面白かったのが、フォルクスワーゲンの結果になります。新車購入時の満足度はNO.1で、初期品質は最下位、でもサービスの評価は量販ブランドで2位となっています。簡単にまとめると。満足して新車を購入後、調査対象全ブランドの中で最も壊れやすいが、その修理等の対応には満足している人が多い的な感じになると思います。

これを見ると、車の品質はいまいちだが、販売店の対応等で満足出来ている事になります。フォルクスワーゲンのセールスの人は優秀な人が多いのかもしれませんね。

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そもそもJDパワーって何?

そもそもこの調査結果を発表しているJDパワーとは何者なのか気になる人もいると思います。

JDパワーのホームページには下記の記述があります。

J.D. パワーは毎年数百万人もの顧客の声を捉えています。
J.D. パワーが提供するデータとインサイトは品質、満足度、そして
ビジネスの成果を改善するために世界中の企業に利用されています。
また、消費者が商品やサービスの購入を決定する際に役立つ情報を
提供するために、レーティングを公表しています。

引用元:https://japan.jdpower.com/ja

このJDパワーはアメリカでは絶大な信頼を得ており、このJDパワーの調査結果が車の販売台数に大きな影響を与えています。日本ではまだなじみが薄いですが、サンプル数も多く信頼度が高い調査結果になります。又、独立系の調査会社と言う点も、信頼できる部分でもあります。

信頼できる点として、ルノーやプジョー、ジープやシトロエンなどはサンプル不足の為評価基準から対象外となっていますが、満足いくサンプル数が得られない際は潔く、評価から外している点も好感が持てます。

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最後に

このJDパワーの調査結果から、各ブランドの様々な特徴が見えてきます。レクサスはすべての評価で上位を確保していますし、上でも書いたようにフォルクスワーゲンは面白い結果になっています。僕の所有しているBMWは初期品質は輸入車の中ではNO.1のポジションを確保しているのに、新車購入時やサービス時の評価は下位に沈んでいます。フォルクスワーゲンの真逆を言ってしまっています。これもBMWの特徴なのかもしれませんね。

今後も様々なランキングが発表されるので、時々気にして調査結果を見てみるのも面白いんではないでしょうか。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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