今年の冬は寒い日が多いですね。BMW118dに乗り始め、初めてディーゼルエンジンの車両を所有しました。ある寒い日の朝、エンジン始動時、初めて予熱中の表示が出て、エンジン始動までにタイムラグが発生した際は、正直少し焦りました。バッテリー上がり時に、ドキッとするあの感じに近いものを感じました。今では、冬の風物詩の様になっていますが、何も知らなかった当時は驚いてしまいました。
寒い日などに現れる予熱中表示とグローランプ
画像の様に、予熱が必要な場合、エンジンスタートボタンを押した後、予熱中の表示とグローランプが出て、エンジン始動まで2~3秒ほどタイムラグがあった後、エンジンが始動します。今まで何度か表示されたことが有るのですが、毎回写真を撮れずにいました。と言うのも、この予熱中が発生する条件やタイミングがいまいちわからなくて、中々写真を撮れずにいました。
118dに乗り始めて、4回目の冬でようやく発生する条件が何となくわかってきて、やっと写真を撮る事が出来ました。寒ければ必ず発生するわけでもなさそうです。と言うのも、以前、外気温-7.5℃の時も、予熱中無しで、一発でエンジン始動することもありました。
対して今回は外気温3℃の朝に予熱中となりました。僕は通勤にも車を使用しているので、ほぼ毎日、朝と夜、車を動かしています。恐らく毎日車を動かしていれば、中々、予熱中が出る事はないと思います。今回は前日、在宅ワークの都合で丸1日車を動かしていませんでした。翌日の朝、エンジンをかけると画像の様に予熱中の表示が出ました。今までの経験上、1日以上車を動かさない状況で、気温が3℃以下の朝、発生しやすい様に思います。
トラックに乗る方や、ディーゼル車に乗る方ならグローランプの存在を知っている方も多いと思いますが、意外と存在自体を知らない方も多いと思います。
なぜディーゼル車は寒い日予熱が必要か
この寒い日の予熱ってガソリン車では見たことないですよね。なぜディーゼル車のみに必要かと言うと、点火の方法が違うからなんです。ガソリン車ではスパークプラグが装備されていて、これで点火を行っています。対してディーゼルエンジンは、空気を圧縮し、温度を上げ、そこへ軽油を噴射し自己点火させています。この為、外気温が低いと、燃焼室の温度が上がりきらず、点火不良を起こしてしまいます。これを回避する為、ディーゼル車にはグロープラグが装備されており、グロープラグによって、燃焼室を温めます。この温めている最中に予熱中の表示が出て、エンジン始動までのタイムラグが出るイメージです。
寒い日の朝、エンジン始動時、異常な振動が出たり、エンジンが暖まるまでだけ、何か症状が出るようなときは、このグロープラグを疑ってみるのが良いかもしれませんね。
最後に
ガソリン車と、ディーゼル車の違う部分として、グローランプの存在が有ります。この辺の違いを知りながら乗るのも楽しいですね。
今後も、どの条件でグローランプが点灯することになるのか、興味深く観察していきたいと思います。
コメント
ponsuke様、
私の118dも、この冬二度目のグローマークが表示されました。
外気温度が+3度の時に表示が出て、エンジンが始動する前に、
ブレーキを始動する以前に離して、アレ? エンジンが始動しない?
を二回も繰り返しました(笑)
今までは、表示が出ても一瞬でしたが、今年は寒い為か、
3秒程表示が続き、昔のディーゼルを思い出させる感じでした。
今はセラミック技術が進化して、グローも高性能が凄く、
一瞬で500℃近くまで赤熱化するんだと、理解していても、
燃焼室が冷えていては時間が多少掛かるのだなぁ、
と今更ながら技術の進歩の有り難みを感じました。
昔のディーゼルだと、エンジン始動までグローが30秒とか、
普通でしたし、インテークヒーターで吸入する空気を温め、
エンジン始動させる為に、長めのクランキングが必要だったり、
一癖有るのが、ディーゼルエンジンでしたから(笑)
まあ、これは昔の4WD車や、トラックでの話しですが、
当時の乗用車も大差無かったから、
ディーゼルは人気が無かった訳ですから、
今の乗用ディーゼルターボの高性能は、本当に凄いとグローの件で
再認識しました。
長々と駄文、失礼しました。
メカマニアのおっさん様
いつもコメントありがとうございます。
仰られている事、すごく分かります。僕も以前会社の4t車で、中々グローランプが消えない事を経験しました。それに比べると、はるかに進歩していると感じました。でも数秒とはいえ、やはり、自分が思っているタイミングでエンジンが始動しないのは、少しヒヤッとしてしまいます。でも圧倒的なトルクや、グロー等一癖あるディーゼルエンジンが僕は好きだったりしています。