BMWとメルセデス・ベンツの良いライバル関係が垣間見えるCM

BMW

2019年5月の話ですが、メルセデス・ベンツやスマートなどで有名なダイムラー社のCEOを長年務められたディーターツェッチェ氏が退任されました。

その退任に伴い本国ではBMWが同氏に敬意を表し、そっくりさんまで準備してCMを制作した様です。中々こんな洒落の効いたCMは日本のメーカーでは見る事が出来ないのではないでしょうか。

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ディーターツェッチェ氏 が退任した日をCM化

このCMはYOUTUBEでも公開されていますので、1度ご覧になってみて頂ければと思います。

【BMW】新たな未来への冒険の始まり。

内容としては、最終日の社長室から始まり、多くの社員に囲まれ、記念写真を撮り、社員証を返し、迎えに来たSクラスに乗り、自宅まで帰るところから始まります。運転手に別れを告げ、

Free at last(ついに自由になれた)

の文字と共に車庫から出てきたのはオレンジ色のi8。

i8に乗った ツェッチェ氏 は素晴らしい加速で、颯爽と走り去っていきます。

ベンツのCEOを退任し、自分の乗りたかったBMWに乗ると言う、結構攻めた内容になっていて、何だかやりすぎとか、やらしさ、さえ感じてしまいかねないCMですが、ここで暗転しテロップが表示されます。

内容はこのディーターツェッチェ氏へ向けたもので日本語訳すると

「 ディーターツェッチェ 、長い間刺激的な競争をありがとう」

と言う、BMWからの感謝を述べる内容となっています。やはりBMWはメルセデス・ベンツを特別な存在として見ているのだと思います。こんなCMっていいですよね。何だか心温まると言うか、やはりBMWとメルセデス・ベンツは良いライバル関係にあるんだなと嬉しく思ってしまいました。

会社としての規模も違いますし、BMWはベンツとライバル関係にはなりえない、とお考えの方もいると思いますが、少なくともBMWはメルセデス・ベンツを特別な存在として認識しているのだと思います。

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このCMの少し前にBMWとベンツは自動運転技術で提携し共同開発と発表

このCMの制作された数か月前に実はBMWグループとダイムラー社は自動運転で提携を発表しています。自動車業界は大変革期に差し掛かっていることもあり、やはり協業等が大事になってくるんだと思います。

昔、BMWはベンツに買収されそうになった過去も有りますし、今のライバル関係は素敵な感じがします。

BMWとメルセデス・ベンツが手を取り合って開発していく自動運転技術。何だか夢が有りますね。

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最後に

BMWから、ディーターツェッチェ氏へ送られたCMはとても素敵なものだと思います。この様なCMは日本のメーカーはまず作らないのではないかと思います。この辺を見ても、お国柄と言えばいいのか、日本とは違った部分も見えてきて、やはり輸入車は面白いなと、個人的に感じています。

BMWとメルセデス・ベンツは今後も良きライバルであって頂きたいなと思ってしまいます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。下の関連記事も一読頂ければ嬉しいです。

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