BMWのリアブレーキパッドがフロントより減りが早い理由

BMW

先日、X1に乗り換えて2年目の1年点検をディーラーで受けてきたのですが、この際、来年の初回車検時には恐らくリアのブレーキパッドの交換が必要になると思います。とのコメントを頂きました。2年目の点検時の走行距離は約2.6万kmで恐らく初回車検時には4万km程度の走行距離になっていると思います。F20の1シリーズに乗っていた際は、3万km走行時でも、車両ステータスの画面でまだ残り3万km程度の寿命と表示されていましたし、実際5年で5.5万km走行時でも残り2万km程度の寿命を表示していました。

1シリーズと比べるとブレーキパッドの寿命が短いのが分かったと同時に、よく書類を確認すると、下の画像の様に、ブレーキパッドの残量がフロントはまだ8mmあるのに対しリアは5mmとなっていました。

僕の中では荷重のかかりやすいフロントのブレーキパッドの方が減りが早いと認識していたのですが、かなりリアの摩耗が早い様です。不思議に思い、サービスの方になぜリアの方が減りが早いのか確認してみました。

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リアブレーキパッドの方が減りが早い理由はDSCの影響

サービスの方に話を聞くと、BMWではリアのブレーキパッドの減りが早いのはよくある事だと言われていました。大きな理由の一つとしてはDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロールの影響だそうです。これは何かというと、車両の挙動が乱れる前にシステムがブレーキに介入しスピンを回避するシステムです。日本車で言うと、横滑り防止システムですね。

特にFFで車重のあるX1はアンダーステアになりやすく、この際、リアブレーキにシステムが介入し、ブレーキを掛けている為、リアブレーキの方が減りが早いとの事でした。

又XDriveの車にこの傾向は強いとも言われていました。

個人的には、今まで意図しないリアブレーキの介入を感じた事は無かったので、知らない間にブレーキがかかっていることに驚い屋と同時に、ドライバーに違和感を感じさせない程度に繊細に自動でブレーキを制御していることに驚きました。私が鈍いだけかもしれませんが、素晴らしい制御技術だと思います。

ふと以前乗っていたF20の1シリーズはどうだったのかと気になり、過去の点検記録を見てみたのですが、わずかにリアのブレーキパッドの方が減りが早くなっていました。

X1は前後で3mmの違いが有り、結構大きい数値だと思います。やはりXDriveなのも影響があるのかもしれません。

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最後に

BMWのブレーキパッドはリアのブレーキパッドの減りがフロントより早いことが結構ある様です。これは特に異常な事ではなく、正常な減り方の様です。

X1は車重も有、FFベースのAWDなのでブレーキパッドの減りが早いのも仕方ないのかもしれませんが、もう少しブレーキパッドの寿命が延びてくれたら嬉しいなと思うのは私だけではないと思います。

BMWのブレーキパッドはリアが早く減る事が良くあるという事を覚えておいていただきたいと思います。

コメント

  1. C より:

    ponsuke様こんにちは。
    私のF25 X3も先日の車検の時にリヤブレーキパッドがフロントに比べて消耗が大きいのです。DSCの他に、ブレーキをかけた時に起きるフロントが沈む現象(ノーズダイブ)を軽減させるためにリアの方が強く効く仕組みも影響しているそうです。来年か再来年はブレーキパッドとタイヤも交換時期になりそうで出費が嵩みます。
    中古で購入して3年、5万5千km走行て総走行距離は15万7千kmですが今回の車検は基本料金だけで済んだので、大事に乗ります。

    • ponsuke より:

      C様
      ご無沙汰しております。
      やはりC様もリアの方がブレーキパッドの方が減りが早いのですね。ノーズダイブを軽減させるために後輪の方が強く効く仕組みもあるんですね。個人的にそれもあるのかなと思っていたので教えて頂いてありがとうございます。自転車でもブレーキは後輪をかけた方が安定して止まれる感覚があるので、車も同じではないかと考えていました。確信が持てなかったので教えて頂いて自分の感覚があっていて嬉しいです。C様のX3は15.7万km走行で車検が基本料金だけと言うのもすごいですね。メンテナンスが行き届いているのでしょうね。これからも色々教えて頂きたいです。