車中泊も余裕でこなす、シトロエンの7人乗りモデル、ベルランゴロングへ試乗

試乗記

ステランティスグループの7人乗りMPVである、ベルランゴのベルランゴに7人乗りモデルのベルランゴロングが追加され、早半年。すでに5人乗りモデルには、以前試乗していたのですが、本命はオデッセイの買い替え候補として、こちらの7人乗りモデル。やっと試乗が出来ました。

5人乗りモデルの試乗した感想は下記より一読頂ければと思います。

スポンサーリンク

運転した感想は5人乗りモデルとほぼ同じでいい車

運転席周りは、5人乗りモデルと同じで、シンプルにまとまっています。正直高級感はありませんが、車の性格を考えると、とてもマッチした内装だと思います。

運転した感想もほぼ5人乗りモデルと同じで、1.5ℓのディーゼルエンジンは静寂性も高く、スルスルと加速していきます。車重が5人乗りモデルに比べると重くなるので、1.5ℓディーゼルでは非力ではないかと勝手に思っていましたが、普通に乗る分には、トルク感も溢れていますし、何の問題もないと感じました。さすがに高速道路等の高速域では、加速の詰まり感を感じる場面も有りますが、必要十分ではないかと個人的には感じています。

又、5人モデル同様アイポイントも結構高く、周りを見張らせる、運転しやすい、車だともいます。

スポンサーリンク

車内は広く、車中泊も余裕で可能

7人モデルは全長も5人乗りモデルに比べ365mmストレッチされ、室内長も当然広くなっています。又、3列目のシートは画像の様に取り外しが可能で、3列目のシートを取り外し、2列目のシートを折りたためば、そこには広大なフラットな空間が完成します。

画像の様にマットを敷けば、余裕で車中泊も可能だと思います。実際、マットに寝ころんでみましたが、身長170センチ程度の私は広々と寝転がる事が出来ました。

スポンサーリンク

3列目のシートアレンジは国産車に軍配

上でも書きましたが、ベルランゴの3列目は取り外しが可能です。これは、5人乗りで荷物を多く乗せたい方にはとても良いシートアレンジなのですが、突発的な7人乗りニーズに対応するためには、車内にシートを残しておく必要が有ります。この際、のシートの収納方法はやはり国産車に軍配が上がると思います。上の画像の様に使用しない3列目はたたむことが出来ますが、あまりコンパクトにはなりません。

さらにシートを前側にたたむことも出来ますが、やはり存在感が有ります。3列目シートを床下収納可能なオデッセイに乗っている身としては、少し寂しく感じる部分です。

トランクについては、画像の様にガラス部分のみが開閉出来たりと、セレナの様な使い方も可能で、便利だと思います。やはりこのサイズの車になると、狭い場所でのリアハッチの開閉は難しい場面もあるので、ガラス部分だけが開閉できるのは嬉しい装備です。

スポンサーリンク

ネックはやはり価格

このベルランゴ、正直安くはないです。試乗の際、見積もりを頂いたのですが、延長保証や、コーティング、欲しいディーラーオプションを追加していくと、乗り出しで約550万円となりました。シートや、スライドドア、リアハッチ等すべて手動で、シートもファブリックと考えると、とても割高感があると個人的には感じてしまいます。

ただ、他にはない唯一の外観や世界観は十分購買意欲を誘います。実際、私個人、まじめにオデッセイの買い替え候補として考えていました。購入に至らなかった最大の理由は、5人乗りにあるガラスルーフが7人乗りモデルにはなかった事でした。やはり、これだけの価格を出すので、何か特別感が欲しいと個人的には思っています。

5人乗りに試乗した際、ガラスルーフの開放感がとても気に入り、この7人乗りモデルが出たら欲しいと思ったのですが、残念ながら、ベルランゴロングには設定されていませんでした。

もし今後7人乗りモデルのベルランゴロングにもこのガラスルーフが設定されたら、再度検討したいと思います。

スポンサーリンク

最後に

以前から気になっていたシトロエンのベルランゴロング。今回試乗させていただき、車の良さは感じられたのですが、意外と高額な総額と、ガラスルーフが設定されていなかった為、購入は断念しましたが、もし設定されればぜひ欲しい1台です。

広い室内空間に1.5ℓのディーゼルで燃費も良く、税金も安いと言うパッケージングは他にはないいい車だと思います。

最近ではフィアットからもドブロと、ドブロマキシの車名で発表され、ステランティスグループで同型車のラインナップが出そろいました。

今後も、個人的には、マイナーチェンジ等、気にしていきたい車です。

コメント