BMWの1シリーズって車高が低いこともあり、乗ってて対向車のライトや、後続車のライトが眩しく感じる事が結構あるんですよね。特に後ろから、トラック等の背が高く、大きな車にライトで照らされるときついものが有ります。
そんな眩しさを抑えてくれるのが、標準装備されている、自動防眩ミラーとなります。
そもそも自動防眩ミラーとは
この自動防眩ミラーですが、そもそもどんな装備かと言うと、ルームミラーの前後に内臓されたセンサーの照度差を検知し、自動でミラーにスモークがかかった様な状態にしてくれる装備になります。ミラーにスモークがかかった様な状態になることで、後続車のライトの反射を和らげ、幻惑されることを防いでくれます。
下の画像の様に、数秒かけて変化していきます。
このセンサーがどこに付いているかと言うと、取説に記載がありました。
取説には、ミラー下端にセンサーがあるとの記述があるのですが、厳密にどこにあるかは、正直良く分かりませんでした。まーそれはさておき、取説の様な位置にセンサーがあるのだと思っておきます。
取説の様に、ルームミラーの下部に後続車のライトを検知し、下の画像の様に、裏側の丸いものがセンサーで、周囲の照度を検知し、差を検知すると自動防眩ミラーが作動します。
この画像のミラー裏のセンサーを昼間にふさぐと、周囲の明るさを検知するセンサーが夜だと勘違いし、太陽の明るさを後部からのセンサーが、ライトに照らされている、となり自動防眩機能が作動します。
取説にも記載が有りますが、ギアをRに入れると、自動防眩ミラーが作動状態であっても、作動が停止するようですね。
ちなみに、最近では後付け可能な自動防眩ミラーもあるようですね。
リアガラスのスモークフィルムが濃いと作動しにくい
上記したような作動原理の為、リアガラスのスモークフィルムの色が濃いと、この自動防眩機能は作動しにくくなります。と言うのも、スモークで後続車のライトが減光され、センサーまで届かないんですね。
どの程度が濃いスモークかと言われれば、僕は透過率30%のスモークフィルムを張っているのですが、後続車が大型車の時以外あまり作動しません。この状態でも、ここぞと言う時は作動してくれていますので、問題ないかなと思っています。代車で借りたスモークも何も貼っていない2シリーズでは、夜になるとかなりの頻度で作動していました。なので僕の経験上、透過率30%以下の物では、作動頻度はノーマルに比べると、かなり減ると思っています。
リアガラスに、濃いスモークフィルムを張っている方は、ルームミラー裏側にある、周囲の照度を検知するセンサーにスモークフィルムを張ると言う、回避方法もあるようですが、僕はあまり気になっていないので、試していません。作動しないなと思う方は、試してみてはいかがでしょうか。
1シリーズはルームミラーと、運転席側のサイドミラーしか作動しない
個人的にここが1番残念な事でした。3シリーズでは、両方助手席側も作動するようですが、この辺で、車種間のヒエラルキーを感じてしまいましたし、意外と助手席側のミラーが眩しい事って、結構あるんですよね。
後ろにバイクがいる時や、車幅の大きなトラックなんかが後ろにいて、信号待ちしている時なんかは、助手席側も結構眩しいんです。
この自動防眩ミラー、ドイツ本国や、アメリカではオプション装備なので、日本国内での販売価格を考えると、助手席側を省かれたのか、そもそも1シリーズに助手席側の設定がないのかは不明ですが、個人的には、助手席側にもほしい装備だと感じました。
最後に
BMWでは1シリーズからこの自動防眩ミラーを装備しています。車高の低い1シリーズでは、結構有効な装備だと思います。ただ個人的には助手席側にもほしい装備ではあります。
でもBMWに乗り始めて、初めてこんな装備があることを知ったので、個人的には、付いているだけでも何だか嬉しくなる装備だったりします。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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