先日ジュネーブモータショーで次世代EVとなるBMW i4が発表されました。その中で特に注目を集めたのが、ボンネットの鼻先に備えられたBMWのロゴマークになります。より、シンプルになり、今までの青、白、黒のロゴマークから、青、白、透明のコンビネーションの物が採用されていました。今後、このロゴマークはSNSや、ウェブサイト等で使用されていくようです。
ドイツ本国のBMWサイトにロゴマークの歴史が公表されている
実は今回のロゴマーク変更で6回目の変更になるようです。こうして歴代のロゴマークを並べてみるのも面白いですね。今まで使用されていたロゴマークは、約23年前のものになります。やはり個人的には初代、2代目の金色を使用したロゴマークが重厚感があって好きだったりします。歴史があるものって、現代になってもかっこよく見えますね。
BMWのサイトでは今回のロゴマーク刷新で、より、解放性があり、明快さを放つとコメントしています。
個人的には、現代風と言えばいいのか、よりシンプルで、スタイリッシュになり、エレガントな印象を受けます。感じ方は人それぞれなので、安っぽくなったと感じる人もいるかもしれませんが、使用用途がSNSや、ウェブサイト、今回のようなコンセプトモデルに限定されている様なので、使用用途に即した、デザインになっていると思います。
ロゴデザインの基はプロペラマークではない
巷でよくBMWのロゴは航空機エンジンを製造していたBMWらしく、プロペラと空の色が基になっているとささやかれていますが、今回のロゴの刷新に伴い、本国のBMWのサイトで明確に否定されています。この中で、「私たちは長い間、BMWのロゴがプロペラであると言う神話を、修正する努力をほとんどしませんでした。」とコメントしています。
ではなぜ今日まで、BMWのロゴはプロペラを示していると言われてきたのか?これも同サイトに答えを示しています。
1929年の広告で、回転するプロペラにBMWの文字を付けたものが採用され、これが航空機エンジンを製造していたBMWのイメージにもマッチし、ロゴの基だと言われ始めたようです。
この広告が1929年に出されていた事にも驚きますし、今でも通用しそうな広告にセンスの良さを感じてしまいます。
では、ロゴの基は何かというと、BMWの前身の Rapp Motorenwerke GmbH 時代のロゴマークまでさかのぼります。この Rapp Motorenwerke GmbH 時代のロゴマークに、バイエルン州の州旗の青と白の色を融合して出来たのがBMWのロゴマークと言うのが、本当の成り立ちの様です。
こういった、歴史を見ていくのも面白いものですね。
最後に
今回BMWからロゴが刷新されました。日本の公式ウェブサイトを見ても、すでにロゴが刷新されています。こういった事をきっかけに、ロゴの歴史を知ることが出来ましたし、また一つ勉強になりました。
こういった歴史を知りながら、BMWの車に乗るのも、さらに愛着がわいていいものですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
コメント