現行の1シリーズは、BMWのモデルサイクルとしては異例の、2回のLCI(Life Cycle Impulse)を行っています。LCIとは何だ?と思うかもしれませんが、マイナーチェンジの事です。なぜモデルサイクル中にに2回もLCIを行うのか?これは、次期モデルの開発に時間がかかっているからなのか、1シリーズ最後のFR車になる、現行モデルを大事にしているのか、理由は不明ですが、異例の事です。
1回目は2015年。このLCIで外観が大きく変わりました。個人的には精悍な顔つきになり、かなりかっこよくなったと感じました。
僕の乗っている118dもこの2015年LCI後のモデルとなります。
2回目は2017年。このLCIでは内装や、装備面を中心に、変更が加えられています。恐らく、ほとんどの人が、外観だけでは見分けがつかないと思いますが、中身は結構変わってます。
この2017LCIモデルに2日ほど代車で乗る機会が有ったので、僕の乗っている2015LCIモデルとの違いについて、気づいた点について、書いていきたいと思います。
ナビがタッチパネル化
やっとか、と言う印象ですが、1シリーズのナビも2017LCIでようやくタッチパネル化されました。ですが、恐らく、タッチパネルを使用する頻度はそんなに多くないのではないかと思います。
僕はiDriveの操作に慣れてからは、タッチパネルの必要性は、ほぼ感じたことはありません。それくらい今のiDriveは操作しやすくなっています。唯一、地図の画面で、画面に映っていない、少し先の道路を見たい時に、操作が煩わしいと感じたことが有りますが、それ以外は必要性を感じていません。
逆に画面を触らないので、画面が指紋等で汚れないので、これはこれでいいとさえ思っています。
又、メニュー画面も少し変更され、より使いやすくなっています。
内装のパネル形状や材質が変更されている。メーターパネルもデジタル化
写真で分かるように内装パネルの形状が変更され3シリーズに近い形状になっています。この辺は好みにも大きく評価が左右されると思いますが、個人的にはどちらもいい感じだと思います。
又、写真ではわかりにくいですが、メーターも指針はアナログですが、バックはデジタル化され、かなり今風のものになっています。これについては少しうらやましい部分になります。
ドリンクホルダーにシャッターがついている
細かいことですが、2015LCIモデルにはなかった、ドリンクホルダーのシャッターが、2017LCIモデルにはついています。これも3シリーズに近い装備になります。
なくても困らないんですが、高級感という点では、これも個人的にうらやましい装備になります。
こういった細かいところまでコストをかけて変更している所を見ると、やはりエントリーモデルとして、BMW内でも、重要なモデルになってきているのではないか、と感じてしまいます。
コンフォートパッケージにシートヒーターがついている
2017年のLCIで僕が最も羨ましいと感じたのが、この変更です。僕の車にもコンフォートパッケージが付いていますが、シートヒーターは付いていません。冬場、ポカポカのシートでドライブ。憧れちゃいます。
代車で借りたのが、丁度冬場だったので、憧れのシートヒーターを体験しましたが、やっぱり暖かくて気持ちいいですね。しかも温まるのが結構早くて、エンジン始動後1~2分程度で暖かくなります。又、3段階に調節できるのですが、僕は1段階目か、2段階目が丁度良く感じました。
コンフォートパッケージについては、こちらでも書いていますので、一読頂ければと思います。
ウィンカーレバーが中立位置に戻らなくなっている
これについては、どこにも記載がないのですが、ウィンカーレバーの操作感が2015LCIモデルと2017LCIモデルとでは違います。細かいことですが、運転する際毎回触れる部分なので結構気になりました。
僕は個人的には2017LCIモデルのように中立位置に戻らない方が好きです。とはいえこれも慣れの問題なので、今ではあまり気にしていません。
中古車を購入の際はどのLCIモデルかチェックをお勧め
中古車や新古車での購入を考えている方もいると思いますが、中古車サイト等を見る際、内装の画像でどちらのLCIモデルか、良く確認することをお勧めします。特に、上で書いたパネルの変更部分を確認していただければ、見分けがつきやすいと思います。
個人的にはやっぱり、2017年のLCIモデルがお勧めですが、まだ新しいこともあり、価格が高めです。シートヒーターやナビのタッチパネルに魅力を感じなければ、2015年モデルのコンフォートパッケージ付を狙うのも有りだと思います。2017LCIモデルに比べ金額は結構安いはずです。
特に、2017年式モデルを購入する際は、この中期モデルか、最後期となる2017LCIモデルなのかをしっかり見極めてから購入することをお勧めします。
最後に
他にも細かい変更点は多くあると思います。Mスポーツは外観も少し変更されています。代車で2日間だけ、真っ赤の118dを借りた中での気づき点なので、他にもこんな違いがあるよ等あれば教えて頂ければと思います。
知らない人から見れば、同じモデルの車に見えるかもしれませんが、中身は結構変わっています。
2015LCIモデル乗りからすると2017LCIモデル乗りの人は正直羨ましいです。と、言いつつ自分の車を大事に乗って行きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
コメント
アイドリングストップも、減速時のエンジンが停止するタイミングが遅くなった様です。
2017の方が限りなくゼロkm/hになってエンジンが止まるのに対して、
2015は数km/h以下でエンジンが止まるのが、ハッキリ分かるくらいだそうです。
これは、知り合いの2015オーナーがと自分の2017に乗った時に言ってました。
これからもいろいろ気が付くかと思われます。
ちなみに知り合いは、ナビのタッチパネルについては、かなり羨ましがってましたね^^
おそのん 様
コメントありがとうございます。
貴重な情報ありがとうございます。確かに言われてみれば、僕の乗っている2015モデルは意図しているより早いタイミングで
アイドリングストップしてしまい、カクンとなってしまうことがあります。2017モデルに乗った際、僕は気づくことが出来ませんでした。
お知り合いの方は、2015モデルをよく熟知されているんでしょうね。
おそのん様は2017モデル乗りとのことで、正直非常にうらやましいです。
2015と2017モデルで、一見同じ車なのですが、僕はかなり違いのあるモデルだと思っています。
お知り合いの方がタッチパネルをうらやましがる気持ち、良くわかります。
私の車は、2017LCIモデルですが、この記事を拝見するまで、こんなに内装パネルが変わっていたとは、知りませんでした。ドリンクホルダーのシャッターは、私も気にいっていますが、パネル全体をそこまで変える必要があったのでしょうか。できれば、インパネはそのままでよいから、ブラインドスポットモニターを付けてほしかったと思います。
こじ 様
コメントありがとうございます。
2017のLCIは外観はほぼそのままで、内装を大きく変えてきました。2016年式乗りの僕から見ると、羨ましい装備がいっぱいです。こじ様が仰られている様に、僕も最初、ブラインドスポットついてないんだ。。。との感想を持ってしまいました。と言うのも、妻が乗っているオデッセイには普通に付いている装備なので、BMWにも普通に付いているものだと思っていました。僕もブラインドスポット付けてほしかったに1票です。