BMW最小のSUV(SAV)となるX1。実用面で、トランク容量に不安を覚える方もいるかもしれませんが、X1のトランク容量は505Lと意外と多くの容量を持っています。この数値、コンパクトサイズのSUVの中では、とても優秀な数字です。BMWが、FFの車つくりを始めた事に伴い、ユーティリティ性に振った車つくりを本気で考えた結果が出ているのではないかと思います。
トランク容量は505Lとクラス最大の容量を確保
X1のトランク容量は数値上、505Lとなっています。この数値、同サイズのライバル車と比較すると、とても優れた数字だと言う事が良く分かります。例えばメルセデスのGLAのトランク容量は425L、ボルボのXC40は460L。最もサイズ感も近く、国産でもあるカローラクロスは487Lとなっています。
良く比較されるマツダのCX-5はX1と同等の505Lとなっていますが、車自体のサイズを考えると、X1の方がスペース効率が優れていると思います。
同様に完全に一クラス上のサイズとなるボルボXC60もトランク容量は505Lと、X1と同じ数値ですし、X3やQ5なども550Lと、X1の505Lと大きな違いはありません。トランクの奥行きもざっくり900mm程度あり、ある程度の長物も積載可能です。

やはりX1はクラス最大のトランク容量を持っていると思います。

細かい事ですが、両サイドに小物入れようのネットや、ポケットが有るのも便利良く使えます。


僕はこのスペースにマスクの箱や、怪我をした際の為に、ファーストエイドキットを搭載しています。
クラス最大の容量を支えるサブトランクの存在

クラストップのトランク容量を誇るX1ですが、この要因は、とても使える、床下のサブトランクの存在がかなり影響していると思います。テールゲートを開け、床板をめくるとそこにはかなりの深さのサブトランクが顔をのぞかせます。

このサブトランク、深さが約200mm有り、かなり使えるサブトランクとなっています。F20に乗っている時もそうでしたが、本来BMWではこのスペースには、前後重量を50:50にするために、バッテリーが搭載されているスペースです。やはりX1ではFF化されたことも有、どうやっても前後重量を50:50にすることは難しかった部分も有、ユーティリティー性に振った結果、この非常に使えるサブトランクが生まれたのではないかと思います。僕はこのスペース、キャンプに行く際、炭と薪がぴったり入る深さが有り、とても重宝しています。
後部座席を倒せば車中泊も可能なスペースが出現

ぱっと見でも分かると思いますが、後部座席を倒すとそこには大容量の収納スペースが生まれます。

奥行きも約1700mm有り、斜めに寝れば、極端に体の大きい人でなければ、車中泊も可能です。前席を最も前に移動し、前席後部と後席の足元のスペースを埋める事が出来れば、多くの人が快適に車中泊可能なスペースを確保することが出来ます。実際身長170cmの僕は、前席のポジションを前に出すことなく、寝転がる事が出来ました。
この辺もアウトドアを擦る方にもある程度支持される部分かも知れませんね。
最後に
BMW最小のSUV(SAV)となるX1ですが、トランク容量はクラストップレベルの容量を確保しており、実用面で、かなり使える車です。
後部座席を倒せば、車中泊も可能ですし、長物を積載することも出来ます。コンパクトな見た目からは想像できない実用性を秘めている、とても実用的な車だと思います。
BMWが、本気でユーティリティ性を確保すると、こんな車が出来ると言ったものが具現化された車種だと感じています。
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