おしゃれは足元から!
街中を走っている外車のホイールに目を向けると、みなさん結構汚れた状態で乗っている人が多いことに気づきます。
特にフロントホイールの汚れが目立ちます。実はこれブレーキダストがホイールについてしまったものなんです。
せっかくいい車に乗っているのに足元が汚れていては台無しだ!なんて思う方もいるかもしれません。できることなら綺麗な状態で乗りたいものですね。
なぜあんなにもホイールがよごれてしまうのでしょうか。
ブレーキダストの原因
原因は主にはブレーキパッドの材質違いによるものです。
国産車では主にNAO(Non Steel Non Asbest Organic)材が使用されています。
この材質は安価で、ローターの摩耗も少なく、ブレーキ鳴きも少ないという、とてもバランスの優れた材質です。
対して、外車、特に欧州車のブレーキパッドにはメタル系のパッドが使用されています。
これは主成分はNAO材のパッドにスチール成分が含まれているブレーキパッドになります。
このスチール成分により、ブレーキダストが多く発生し、汚れとなってホイールに付着しています。
ではなぜ欧州車がこのパッドを主に採用しているかと言うと、設計思想の違いによるものです。
ヨーロッパにはアウトバーンもありますし、ドイツ車は一部を除き、重量級の車両が多くあります。
この為、制動力の優れたメタル材のパッドが採用されています。
ですが、最近国産車でもホイールダストの酷い車を見ることがあります。
どんな車種かと言うと、背の高いトール系の軽自動車です。
完全に私見ですが、恐らく、トール系ワゴンは重量が軽自動車にしては重く、制動力を確保する為、欧州車ほどのスチール材の含有率はないとは思いますが、最近ではメタル系のパッドを採用している車種もあるのではないかと思います。
1シリーズのホイールは汚れない
僕の118dのホイールです。
ダストはほぼついていません。
今まで気にしたこともなかったですが、2シリーズに乗っている友人から「ホイール綺麗だけど毎週くらい洗ってるの」と質問されました。その人の車は洗っても洗ってもすぐにホイールが汚れてしまうとの事でした。
いや、僕、ずぼらなんで月に1回くらいしか洗車してないかも。しかもホールはこすってないかも。
と言うと友人は驚いていました。
ホイールコーティングしてるからかなとも思いましたが、友人の車もホイールコーティングを行っているとの事でした。
ちなみに下の写真は友人の2シリーズのホイールの写真です。2週間前に洗車したそうですがこの状態の様です。
しかも最近は洗車をしても中々汚れが落ちないと言っていました。
※これ、先日X1に1シリーズから乗り換えたのですが、X1のブレーキダストは半端なく、恐らく友人の2シリーズと同系統の物でしょうね。
本当にブレーキダストは毎週くらい洗わないと、綺麗な状態を維持できない感じです。これに比べるとF20の1シリーズのブレーキダストは少なく、とても良いです。
最近の1シリーズは低ダストタイプのブレーキパッドを採用している
上記したように僕の118dのホイールはほぼ汚れていません。不思議に思って、点検時に、ディーラーの整備の人になぜあまり汚れないのか聞いてみました。
教えてもらった内容をまとめると、1シリーズは2015年か2016年あたりから低ダストタイプのパッドを採用しているそうです。僕の車両はVINコードを調べた所、2016年5月生産の車両だったので、少なくともその時点ではすでに低ダストタイプの物に切り替わった様です。ちなみに3シリーズもグレードによるそうですが、同時期に低ダストタイプの物を採用するようになったと聞きました。
低ダストタイプの見分け方として、パッドにUS仕様を表すUSの文字が刻印されているそうです。
僕の車にもばっちりUSの文字がありました。
ダストがひどいものはEU仕様の車の様です。
肝心のブレーキの効き具合は
EU仕様の車を運転したことがないので比べられないのですが、国産車と比べてまったく違和感なくブレーキング出来ますし、極低速時を除き、カックンブレーキになることもないです。
イメージした通りに止まってくれます。
EU仕様を運転したことがある方からすると、効きが悪いと感じることがあるのかもしれませんが、僕は全く気になりません。
好みがあると思いますが、高速道路も含め、日本での使用条件では、ダストの少ないパッドの方が僕は好きです。
ダストが気になる人は、アフターパーツで低ダストタイプのパッドが販売されているようなので、そちらへ交換してみるのも手かもしれませんね。
まとめ
・US仕様のパッドを採用しているBMWはホールダストは少ない。
・低ダストタイプのパッドでも普段使用する際に効きが悪いなんてことはない。
と言えると思います。感じ方は人それぞれ違いますので、間違いなくこうだとも言い切れませんが、僕はそのように感じました。
参考にしていただけると幸いです。
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