BMWから新型1シリーズが正式発表されました。ティザー画像公開から10日余りでの正式発表となりました。思ったより早かったですね。
では新型1シリーズの内容を見ていきましょう。
FFモデル化された新型1シリーズ
かねてから予想されていたように、新型1シリーズはFFモデルとしてリリースされました。まずは外観を見ていきましょう。
ボディー寸法は、
全長:4319mm
全幅:1799mm
全高:1434mm
となり、現行に比べ、少し短くなり、少し幅広になったイメージになる。
ただ、違いは、かね、数十ミリ程度なので、ほぼ同等のサイズと考えてよいと思います。
FFモデルになったことにより、室内空間が拡大
画像で確認できるように、現行のFRモデルに比べ、エンジンルームが短縮され、室内空間が広くなっているのが良くわかります。FF化された事による最大の恩恵がこの室内空間の拡大になります。現行の2代目モデルに比べ、後席の膝周りで、約33mmの拡大となっています。
ただ、写真でも分かるように、窓の下部ラインが最近よく見る後ろに向かって上がっていく形状になっているため、後部座席のガラス面積が狭くなっていますので、体感的な広さが、数値通り広く感じるかは、少し疑問に感じます。
又、以前までのBMWのデザインでよく見たドアノブ部分のプレスラインも1段下がったラインでプレスラインが入っています。
足回りはマルチリンク
同セグメントの多くの車がリアにトーションビームを採用していますが、新型1シリーズは、2代目モデル同様リアにマルチリンクを全モデルで採用しています。さすがは走りを前面に売っているBMWだけあって、コストのかかる形式を、継続して採用したと言った感じでしょうか。
メルセデスなどはグレードによって足回りの形式を変えていますので、全モデルでマルチリンクを採用している事には、個人的に非常に好感が持てます。
ちなみにフロントはストラット式を採用しています。
新型1シリーズの内装デザイン
新型1シリーズの内装デザインですが、BMWの最新デザインが採用されています。先日、発表された3シリーズにかなり近いものとなっています。
相変わらずシンプルな内装ですが、シンプルイズベストで、モデルが変わっても使いやすさは変わらない点がBMWの素晴らしい点だと思っています。
又、オプション機能として、スマートフォンをキーの代わりに使える「BMWデジタルキー」が採用されています。
センターコンソール周りの質感も現行F20モデルに比べ、格段に質感が上がっているように見えます。
夜間もアビエントライト等で車内の雰囲気を盛り上げてくれます。
トランク容量も増えてより実用ハッチバックに
トランク容量もF20モデルの360Lから20L増え、380Lへと増えています。これは現行ゴルフと同等の容量になります。
このセグメントでダントツ王者のゴルフとガチンコ勝負になると思います。
ただ、現行F20モデルの360Lでも個人的には週能力に困った事はないので、さらに20L増えることは楽しみですね。
又、1シリーズとしては初めて、電動テールゲートが採用されます。
新型1シリーズのエンジンラインナップ
発表されたエンジンラインナップは、
118i
直列3気筒1.5Lガソリンターボ 140PS(22.4kgm)
116d
直列3気筒1.5Lディーゼルターボ 116PS(27.5kgm)
118d
直列4気筒2Lディーゼルターボ 150PS(36.7kgm)
120d xDrive
直列4気筒2Lディーゼルターボ 190PS(40.8kgm)
M135i xDrive
直列4気筒2Lガソリンターボ 306PS(45.9kgm)
上記のようになっています。この中から、どのモデルが日本国内に入ってくるか楽しみに待ちたいと思います。
さらに、少し遅れてですがPHVモデルの導入も予定されているようですので、これもまた、楽しみです。
又、今回からトップグレードのM135iが今までの直列6気筒から4気筒に変更されています。BMWのアイデンティティの直6がグレードから外れるのは、少しさみしさがあります。
その代わりと言ってはなんですが、xDriveとなって生まれ変わっています。これは楽しみですね。
日本国内の発売時期は???
現在のところ、9月28日に世界での販売を開始する。となっていますので、恐らく日本国内でも同日販売開始となると思います。
F20モデルを現行モデルとして乗れるのもあとわずかになってしまいました。
発表されたら、速攻で試乗したいと思います。
販売価格は
欧州での販売価格が24430ポンド(約340万円)~の販売となっているようです。恐らく日本でも同様の金額からの販売となると思います。FFモデルになり、エントリーグレードは現行の317万円より安くなると予測していたので、意外でした。
恐らく先進の安全装備が充実しているので、金額が上昇したのではないかと思っています。
これを見ると、F20モデルのお買い得感がかなりあるように感じてしまいます。
最後に
まだまだ新型1シリーズについて不明な部分も多いので、少しずつ、新たな情報があればアップしていきたいと思います。
5年の歳月をかけて開発された新型1シリーズ。早く乗ってみたいですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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